YBS山梨放送が最近出版した山梨のワイナリー一覧が凄いです。
正確に言えば、ワイナリー一覧ではなく、山梨で酒を造っているメーカーの一覧で、ワイナリーの他に、日本酒の蔵元14社、焼酎メーカー2社(2社とも日本酒蔵元の兼業)、地ビールメーカー5社、ウイスキーメーカー2社(サントリーとモンデ)も掲載されています。
凄いです。これを見れば、山梨の酒はすべて判ります。山梨で20年以上、酒の小売店をしていますが、これ以上のパンフレットを見たことが無い!
圧倒的にワイナリーが多い(70社)ので、どうしても山梨のワイナリー一覧と言ってしまいます。
70社のワイナリーの中で、一般に流通していないワイナリーも掲載されています。
勝沼の、柏和葡萄酒や勝沼第八葡萄酒のワインは見たことがありません。
このパンフレットで初めて拝見しました。
作成した山梨放送の苦労は大変なものだったでしょう。
完璧なパンフレットですが、掲載から落ちているワイナリーがあります。
南アルプス市の富士屋醸造です。
富士屋醸造は20年前までは、かなり大きく商売をしていました。
今ほど、勝沼のワイナリーが大きくなる前、山梨のワインと言えば、本坊酒造のマルスワインか富士屋醸造のアントリーか、という一時期もあったほどです。
現在は年配の名取社長夫妻だけで経営されているので、数は少なくなりましたが、社長の醸造の技術や設備の良さから、今でも他メーカーの委託醸造もしています。
その富士屋醸造がパンフレットから落ちている。
パンフレットに掲載されていないワイナリーはあと1、2社ありますが、そこはワインを造っていない可能性があり、富士屋醸造とは明らかに違います。
謎です。
社長の取材拒否も考えられますが、名取社長より取材拒否しそうな経営者はたくさんいます。
名取社長とはよく会うので、今度聞いてみましょう。