山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

日本のウイスキーは凄い。しかし

2020-04-27 16:46:04 | お酒の話(ワイン以外)

ウイスキーのコンテストで、最も権威のあるワールドウイスキーアワードの2020年で、日本のウイスキーが、3部門で最高賞を受賞したとの事。

パソコンの画面の写真で申し訳ないですが、シングルモルト部門最高賞、サントリー白州25年。

サントリー小売価格125000円。

しかし、この価格で販売しているところは皆無。

サントリーでさえ、ほとんど出荷していないはず。

ネットでは、ほぼ40万円。

限定販売のブレンデッドウイスキー部門の最高賞は、秩父蒸留所のイチローズモルト、リミテッドエディション2020。

定価は9900円らしいが、絶対買えない価格です。

ネット価格30万円後半。

グレーンウイスキー部門、キリン富士30年。

このウイスキーは、販売していないのでは?

ネットでまったく出ていません。

キリンのHPでは、商品説明のみです。

ウイスキーが売れない時代、ワールドウイスキーアワードで、日本のウイスキーが最高賞を獲ると、興奮したものです。

竹鶴17年や、山崎12年が最高賞を取った頃。

「日本のウイスキー造りは凄いねえ。本場のスコットランドを越してる。日本人の緻密さかなあ」。など熱く語ったものです。

メーカーも、売れないからこそ、そういうコンテストに出品し続けたと思います。

竹鶴17年が連続して受賞し、「竹鶴は安いのに、良い品質だなあ。山崎12年は、スコッチと比べると、ちょっと高いかなあ」と思ったのが、懐かしい。

ウイスキーが売れない時代が再来して欲しい、と思ってもしまいます。

 


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