丸藤葡萄酒(勝沼町)から、甲州シュール・リー2022年が入荷です。
審査が厳しいと噂の、勝沼ワイナリーズクラブの認証ボトル入りです。
シュール・リー製法は、メルシャンがフランス・ミュスカデで行われていた製法を、甲州種に採用。
メルシャンは、東雲(しののめ、すでに廃版。後継ワインは山梨甲州)と言う名前で、甲州種のシュール・リー製法のワインを発売し、評判が良かったため、地元のワイナリーに製法を公開。
そのうち、丸藤のシュール・リーワインが、2005年の第3回日本ワインコンクール(当時は国産ワインコンクール)の甲州種部門で、初の金賞を受賞。
国内の有名ソムリエが、「甲州ワインはこんなに美味しい」と紹介して頂き、山梨のワインがお土産ワインから脱皮したと言われる、伝説のワインです。
現在、甲州シュール・リーワインは、20社以上から発売されていますが、丸藤の甲州シュールリーは、今でも敬意を持って販売しています。
しかし、このワインには大きな欠点が・・・
ビンテージが変わる度、バーコードも変わる(価格が変わるので)のですが、そのバーコードが新しいバーコードではなく、過去のワインの使い回しなのです。
新しいバーコードならば、レジで登録未設定になるので、新しいビンテージになったことに気が付く(ビンテージが変わる情報はどこからも来ません)のですが、過去の使い回しのバーコードを使われると、昔のワインの価格で販売してしまいます。
甲州シュール・リーは2500円(税込)になったのですが、今回は10年以上前の1740円のバーコードになっていました。
たまたま気が付いたけど、すでに数本は販売しているので、その分は当店の損(赤字)になります。
一度、ワイナリーに抗議しましたが、改善されていません。
使い回しのバーコードを使うのは、海外のクラフトビールにも、たまにあります。
素晴らしいワインですが。