山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

山田社長は、たったこれだけのために

2020-07-16 16:19:29 | ワイン四方山話

三養醸造(牧丘町)の醸造家兼社長の山田さんが、「暴走シール」を持って来てくれました。

ワインは、三養醸造のマスカットベイリAのスパークリング。

1745円(税別)。

先日、三養醸造のワインの納品時に、冷蔵庫にある、売れていない自社ワインを、山田社長が発見。

山田社長曰はく

「このワイン、売れるんだけどなあ」

ワイナリーではよく売れるそうです。

酒のディアーズでは売れない。

このワインの特徴は、開栓時、ワインが勢いよく出ること。

しかし、ボトルにはそのことが書かれていません。

そこで、山田社長が暴発シールを作って来てくれました。

「暴発」が決まるまで、「暴走」「暴走山田」などの案も出ましたが、暴発に落ち着きました。

要冷蔵のワインで、開栓時には、台所のシンク内で、脇にグラスを置き、開栓したら、すぐにグラスに注ぐように、との事です。

開栓から、0.6秒以内なら、吹きこぼれない、と豪語していましたが、その域に達するには、何十本も開栓しなければ。

ところで、暴走山田の候補には、理由がありまして。

当店のお客様に、山田社長と幼馴染の方がいて、「山田さん、酔うと脱ぐんですよ。中学時、水泳部だったから、体が自慢なんだよなあ」

なに、笛川(てきせん)中には、水泳部があったのか。我が笛南(てきなん)中には無かった」と、変なところに反応。

ちなみに、笛川中と笛南中は、ただ名前が似ているだけで、距離は全然離れています。

交流もありませんでしたが、知らない方には読めない似た名前の学校、という親近感があります。

酔うと脱ぐことは、山田社長も認識していて、脱ぐことに抵抗感はない、と言っていました。

下らない話になりましたが、山田社長は、牧丘からわざわざ、シールだけを持って来てくれました。

「車検もあったから」

と自慢の車の前で。

ナンバーが、「サンヨーワイン」と言っていました。

久しぶりの暑い中、おじさん二人。

http://hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#sanyo

 


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