NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

日本NPO学会/第12回年次大会(2)

2010年03月14日 | NPO
昨日は、昼頃に京都駅に到着し、バスで立命館大学へ直行しました。バスには50分も乗っていましたが、大人が220円の均一料金というのには変に感激しました。

午後は、社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ)をテーマとしたシンポジウムで、米国ジョージア州立大学のジャネル・カーリン女史の基調講演の後、台湾、韓国、日本のシンポジストから各国の現状について報告があり、意見交換が行われました。





社会的企業といっても、国の成り立ちや社会制度などによって受け止め方が異なっているようですが、こうしたアクターを増やしていく必要があるという認識は共有することができました。

その後の懇親会では、川口清史立命館総長とお話する機会があり、立命館という校名の由来や西園寺公望が明治2年に同志と糾合して邸内に拓いた私塾に始まることなどについてご教示をいただきました。





今朝は、担当するセッションの前に大学の近くにある北野天満宮に参拝し、見事な紅梅、白梅を楽しんだ後、川口総長から教えていただいた校名の由来を石碑で確認しました。

「立命」の名は「孟子」の尽心章句に由来し、立命館は「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」を意味する。(立命館憲章)







セッションでは、4つの報告に対して討論者として意見を述べるという役割を何とかこなすことができましたが、最初から自分なりの結論を持っており、それを導き出すためにアンケート調査を行ったり、都合のよい事例のみを調査しているような傾向が見られたのが気になりました。

セッションの後は、直ぐに京都駅から新幹線に飛び乗り、夕方には商工会で来年度事業の打合せです。滞在時間の割には出費がかさみましたが、私はこのような時には使った費用を名刺交換でゲットした名刺の数で割ることにしています。今回は、名刺1枚が約2千円というところでしたが、後から、これが何倍にもなることがあるんですよね。
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