NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

住宅エコポイント制度がスタート

2010年03月16日 | 経済情報
3月8日から、住宅エコポイント制度がスタートしました。この制度は、地球温暖化対策の推進及び経済の活性化を図ることを目的としていますが、家電や自動車とは違って適用基準や手続きがかなり複雑です。

先ず、ポイントの発行の対象となるのは「エコ住宅の新築」と「エコリフォーム」ですが、当然のことながら省エネ基準を満たしている必要があります。そして、新築とリフォームでは申請書が分かれており、申請書には工事証明書や契約書のコピーなど幾つもの証明書類を添付する必要があります。

また、平成21年12月8日から平成22年12月31日の間に着工したもので、平成22年1月28日以降に工事が完了したものが対象とされています。

気になるポイント数ですが、エコ住宅の新築の場合は住宅の規模にかかわらず1戸あたり30万ポイントです。

エコリフォームの場合は、窓の断熱改修が2千~1万8千ポイント、外壁、屋根・天井、床の断熱改修が5千~10万ポイントで、1戸あたり30万ポイントが限度となります。

このように適用基準や手続きなどは複雑ですが、最大で30万ポイントが取得できるのですから利用しない手はありませんよね。これから、新築やリフォームをお考えの方は、業者の方に相談されることをお薦めします。

二宮町商工会の建設工業部会に所属する事業者さんにとってもビジネスチャンスになることなので、有効に活用していただきたいと思っています。

制度の詳細については、住宅エコポイント事務局のホームページに紹介されていますのでご確認ください。
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3Dテレビ

2010年03月15日 | 経済情報
3D映画のアバターが、世界の興業収入の最高記録を更新し大きな話題になっていますが、テレビについても各メーカーが3Dディスプレーの開発に力を入れているようです。

しかし、テレビは映画と違って幾つかのネックがあるように思います。例えば、ニュースやバラエティーまで3D化する必要はありませんし、家族全員が専用のメガネをかけてリビングに集うというもの変ですよね。

一方で、3D映像の製作には巨額の費用が必要だと思っていましたが、2Dの映像を3D化する技術も確立されてきたようですので、コンテンツも急速に増えると思われます。ハイビジョンテレビの時にも異論がありましたが、あっと言う間に普及したことを考えると、3Dテレビも時間の問題かもれません。

私ども商工会にとっては、地域の小規模事業者へ与える経済的な影響はどの程度なのかということが一番の関心事になります。製造に関しては自動車と違って裾野は広くはありませんので影響は限定的と思われますが、小売店にとっては特需的に売上げが増加することが考えられます。

まだ、3Dテレビは高額ですが、地デジ対応テレビへの買い換えを考えている方の中には、価格設定次第では一気に3Dテレビ購入という流れが起きることもあり得ますので、その動向は注視したいと思います。

まあ、両目で物を同一視できない私は、当面、3D映像を見ることはできないのですが・・・
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日本NPO学会/第12回年次大会(2)

2010年03月14日 | NPO
昨日は、昼頃に京都駅に到着し、バスで立命館大学へ直行しました。バスには50分も乗っていましたが、大人が220円の均一料金というのには変に感激しました。

午後は、社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ)をテーマとしたシンポジウムで、米国ジョージア州立大学のジャネル・カーリン女史の基調講演の後、台湾、韓国、日本のシンポジストから各国の現状について報告があり、意見交換が行われました。





社会的企業といっても、国の成り立ちや社会制度などによって受け止め方が異なっているようですが、こうしたアクターを増やしていく必要があるという認識は共有することができました。

その後の懇親会では、川口清史立命館総長とお話する機会があり、立命館という校名の由来や西園寺公望が明治2年に同志と糾合して邸内に拓いた私塾に始まることなどについてご教示をいただきました。





今朝は、担当するセッションの前に大学の近くにある北野天満宮に参拝し、見事な紅梅、白梅を楽しんだ後、川口総長から教えていただいた校名の由来を石碑で確認しました。

「立命」の名は「孟子」の尽心章句に由来し、立命館は「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」を意味する。(立命館憲章)







セッションでは、4つの報告に対して討論者として意見を述べるという役割を何とかこなすことができましたが、最初から自分なりの結論を持っており、それを導き出すためにアンケート調査を行ったり、都合のよい事例のみを調査しているような傾向が見られたのが気になりました。

セッションの後は、直ぐに京都駅から新幹線に飛び乗り、夕方には商工会で来年度事業の打合せです。滞在時間の割には出費がかさみましたが、私はこのような時には使った費用を名刺交換でゲットした名刺の数で割ることにしています。今回は、名刺1枚が約2千円というところでしたが、後から、これが何倍にもなることがあるんですよね。
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日本NPO学会/第12回年次大会(1)

2010年03月13日 | NPO
これから京都に行きます。立命館大学で開催される「日本NPO学会/第12回年次大会」に参加するためです。

日本NPO学会は、NPO、NGO、ボランティア、フィランソロピーなど、民間非営利活動に関する研究および活動成果の発表と交流、教育の普及を行うことにより社会に貢献することを目的として、1999年3月に設立された組織です。

1月頃でしたか、事務局からセッションでの討論者になって欲しいとの依頼があり、お気軽に引き受けてしまいました。

ところが、明日の午前中のセッションで報告予定の4人から届いたフルペーパーを見てビックリ!

「市民立法の実態と論点-自殺対策基本法の制定過程から-」
「小規模自治体におけるNPOの可能性 -福井県池田町の環境政策を事例に-」
「ふるさと納税制度の計量分析」
「議会基本条例時代におけるNPOと自治体議会による政策形成」

うーん、どれも難ずい!∞▼*?

でも、引き受けてしまったものを投げ出すことは出来ませんので、一生懸命よみましたが、やはり難ずいのです。

未だに、討論者の役割というのを十分には理解はできていないのですが、とにかく行ってきます。でも、明日の夕方は商工会で用事があるので、とんぼ帰りです。とほほほ・・・
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クマカロン

2010年03月12日 | 地域情報・まちづくり
3月14日は、ホワイトデーですね。「菓子業界の陰謀だ!」と叫んでみても、バレンタインデーにチョコレートを美味しく食べてしまった者の言葉としては、全く説得力がありません。

うーん、何か良いものないかネットで探してみよーと。「クマカロン」って、何だ? ブレイクしそうな予感が・・・

えー、二宮町のサンマローだって! 二宮ブランドの開発商品として、ピーナッツサブレとピーナッツフィナンシェを東京ビッグサイトに出展してくれたお店じゃないの。

早速、電話を入れてみました。
「先日はビッグサイトに出展していただき有り難うございました。ところで、ネットでクマカロンというお菓子がブレイクしそうですよね。」
「お陰様で、3月8日に15日までの予約が一杯になってしまいました。」
「へっ?!」
「製造が追いつかないんですよ。当日の販売分もあるのですが、9時半の開店からお客さんが並んでいて、11時には完売してしまうんです。」
「はっ?! 分っかりました、明日の朝、並んでみますから・・・」


驚きました、今朝9時半の開店時間には、既に十数人の列が、
JR二宮駅から徒歩で20分もかかるところなんですよ!



これがクマカロン、見るからに女性に受けますよね。




クマカロンは何とかゲットできましたが、本格的にお買い求めになるには少しほとぼりが冷めてからのほうが良いかも知れません。でも、どのお菓子も美味しいです。何たって、シェフパティシエの武田さんはフランスで修行後、銀座シャネル「ベージュ アランデュカス トーキョー」の日本人シェフパティシエとして活躍、二宮町に洋菓子屋さんを開店した方です。昨年も、神奈川県洋菓子コンクールプチガトー部門で銀賞を受賞していますので、その味は保証付きです。





今の世の中、時流に乗ることは大事ですが、もっと大事なことは「本物だからこそ指示される。」のだと、つくづく感じました。
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確定申告の期限が迫る!

2010年03月11日 | 二宮町商工会の紹介
毎朝、私のブログを読んでいただいている方のアクセス解析を見るのが習慣になっていますが、その中に「検索キーワード」という項目があります。これを見ると、どのようなキーワードを入力して私のブログまで辿り着いたかが分かって、なかなか興味深いのですが、最近は「二宮町、確定申告」というキーワードでの検索が目立つようになりました。

この時期、ご商売をされている方にとっては一番の関心事ですからね。その所得税の確定申告書の提出期限が、いよいよ来週の月曜日(3月15日)となりました。提出期限が迫ってくると税務署の窓口は大勢の方で混雑しますので、順番待ちだけも大変です。

二宮町商工会では、今週一杯(3月11日~13日)、決算・確定申告の指導会を開催しています。時間的にもかなり短縮できると思いますので、まだ提出が済んでいない方は、ぜひご利用ください。
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E1グランプリに参戦!

2010年03月10日 | 二宮町商工会の紹介
世の中には、○○グランプリというのが結構ありますね。A1グランプリは、モータースポーツにおける国別対抗戦。B1グランプリは、B級ご当地グルメ日本一決定戦。F1グランプリは、フォーミュラー1のレース。R1グランプリは、一人話芸日本一。では、E1グランプリとは、何でしょうか?

E1グランプリは、「ドライバーの力で、すべてのクルマはエコカーにできる。」をコンセプトに、クルマの満タン法や燃費計を使って自分の燃費を管理したり、他の人と燃費競争ができる市民参加型のWEBサイトです。

横浜市と日産自動車が主催するプロジェクトですが、横浜市民ではなくても、また日産車に乗っていなくても参加することができます。

二宮町商工会では小型のワゴンを使っていますが、E1グランプリに参加してCO2削減運動に加わることにしました。現在、予選段階ですが、3回燃費を入力すると本戦にエントリーし、ランキングに参加することができます。

WEB上には、色々なアバターのクルマが走っており、クリックするとそのクルマの平均燃費や節約したガソリン代、削減したCO2量などが表示されます。これを見ているだけでも面白いので、二宮町商工会も楽しみながらエコ運転に取り組みたいと思います。
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お米のブランマンジェ

2010年03月09日 | 二宮町商工会の紹介
以前のブログで、友人から湘南クリスタルという地域資源を活用したお菓子をいただいたことを紹介しましたが、その友人と居酒屋に立ち寄った際に、次のような会話を交わしました。

私 「知り合いの酒蔵で自家精米するために精米機を導入したのだけど、酒米を磨いて出た米粉(白糠)は飼料以外には使い道がなくて困っているんだよね。」
友人「煎餅やパンの素材にならないの?」
私 「良い酒をつくるためには、蛋白質が多く含まれる酒米の外側部分を削り落して、内側の澱粉質が多い部分をだけを使うのだけど、煎餅の場合は外側の米粉だけでは美味しくないし、パンの場合は米粉と小麦粉の発酵プロセスが違うので上手くいかないらしい。」
友人「う~ん。」

翌日、その友人が酒蔵を紹介して欲しいというので、両者をつなげました。その後、あまり気に留めていませんでしたが、最近、次のようなメールが入りました。

――――――――――――――――――――――――――――

先日ご紹介いただいた、I酒造の件について、報告します。
I酒造から山田錦の上白の部分をいただき、いくつかの施設に試作をお願いしました。
結果、昨日、箱根L美術館のレストランで米粉のスイーツの試食を行いました。
製品としては、添付の写真のとおりです。




“お米のブランマンジェ 生姜とほうじ茶のジュレ”


3月1日からメニューに取り入れ、このレストランで最も食べられているセットメニューのデザートとして6月まで取り扱うことが決まり、I酒造から60kgを購入することになりました。担当のBパテェシエからは、山田錦の米粉の粘りけのないのが、うるち米よりも米粉の食感が出てよいとの評価でした。

当初、米粉だけでは製品になり得ず、小麦粉とのブレンドしかないか、と考えていましたが、米粉だけでもできることがわかり驚きです。もし、箱根を旅行される機会があれば、一度、L美術館にお立ち寄りの上、ご賞味ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このメールを読んで、一瞬、絶句しました。実は、友人というのは地方自治体の職員です。私は役所の財政状況が悪化する中で、地方自治体は最終的に地域のコーディネーターとしての役割を果たすことが主な仕事になるだろうと思っていますが、そうした動きができる職員がいるのかという疑問を持っていました。

しかし、友人は地域のコーディネートを見事に、しかも電光石火で成し遂げたのですから、脱帽です。二宮町商工会に立ち返って考えてみると、商工会も地域のコーディネーターとしての役割を求められていることは明らかですが、なかなか上手くいきません。しかし、それは言い訳も多分に含まれているのかも知れないと思いながら、時々、このメールを読み返しています。
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行動にこそ神宿る

2010年03月08日 | 二宮町商工会の紹介
二宮町商工会では、3月2日に工場経営者を対象として、「デフレ時代を生き残るマネジメント手法 ~強い下請け企業になるために~」と題するセミナーを開催しました。





講師をお願いした中小企業診断士の高橋栄一先生は、セミナーの冒頭で参加者に対して、「Q1 御社が閉鎖したら、お客様は困りますか。」「Q2 御社はこの1年間、何かお客様に役立つ活動を行いましたか。」という質問をぶつけました。参加者には、予め青と赤の紙が配布されており、質問に対する答がYESの場合は青を、NOの場合は赤を上げるように促されました。

結果は・・・
高々と青の紙を掲げる参加者は少なく、そっと赤を出す方もちらほらと見えます。

高橋先生は、はじめに「内閣府調査の今後3年間の経済見通しをみてもデフレは長期化することが懸念される。」「デフレへの対応は、営業力を強化する、コストダウンを図る、人材を養成するという3つの経営課題に取り組むことである。」という認識を示されました。

そして、具体的なマネジメント手法としては、「①社長のビジョン・思いの明確化 ②事業計画(中期計画)作成 ③アクションプランの作成 ④進度確認の実施」を図ることだと力説します。

こうした指摘は、どの経営者の方も「そんなことは、言われなくても十分に承知している。」と言われるはずです。しかしながら、一方で冒頭の質問に対して自信を持って青を掲げる方が少ないという現状もあります。

高橋先生の結語は、「社長が勝ち残るという覚悟を持つ、行動に神宿る、経営資源の中で「顧客」が最重要である」ということでしたが、今は「自らが信念を持って動けば、世の中は必ず反応するという希望を持つ」ことが一番大切だと改めて認識した次第です。
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ビッグイシュー

2010年03月07日 | NPO
平成20年の年末年始に東京の日比谷公園で行われた年越し派遣村で村長を務め、昨年の10月から内閣府参与(緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長)として、公設派遣村の開設などの取り組みに奔走してきた湯浅誠さんが、3月5日付けで辞職されました。

湯浅さんの奮闘・格闘・苦悩ぶりは、2月28日のNHKスペシャル「権力の懐に飛び込んだ男 100日の記録」で放映されたのでご覧になった方も多いと思います。番組の中でも、辞職願を提出したことが紹介されていましたが、それが3月5日になって受理されたそうです。その経緯などについては、湯浅さんが事務局長を務める「NPO法人自立生活サポートセンター・もやい」のHPで詳しく語られていますので、ご興味のある方はご覧ください。

湯浅さんのメッセージの最後は、「最近、どんな立場になっても、やっているのは結局「隅(コーナー)のないオセロゲームのようなものだ」と感じるようになりました。オセロでは、隅(コーナー)をとれば、一気に多くの石(コマ)をバタバタとひっくり返すことができます。外にいるときは中に入ればそれができるような気がし、中にいるときは外に出たほうがもっと思い切ったことができるような気がする。しかし、おそらくどちらも幻想で、現実はどこにいようと「隅(コーナー)のないオセロ」なのだと思います。一気にどんとひっくり返せるような魔法はなく、一個ずつ地道に反転させていくしかない。現在、私はそのように思っています。」と締めくくられています。

今日は、一個ずつ地道に反転させていく活動の一つである「ビッグイシュー日本版」という雑誌をご紹介したいと思います。この雑誌は書店で買うことができません、ホームレスが売るストリートペーパーだからです。





ビッグイシューは1991年にイギリスで生まれ、日本では2003年に創刊されましたが、この雑誌の基本アイデアはセルフヘルプです。これは創設者であるジョン・バードの、「人々が政府から援助を受けるのはまるで最悪のホテルにチェックインするようなもので、政府の限界は皆に同じように与えるということだ。それによっていくらかの人々を助けることができるが、ほとんどの人々は同じ所にとどまるか、より悪い状態におちてしまう、そして自分に責任の持てない人間をつくり出す。」という考え方によるものだということです。(ビッグイシュー日本版HPより抜粋)

ビッグイシューは、チャリティではなくビジネスの手法を使ってホームレスに仕事を提供し自立を応援する事業であり、販売者であるホームレスはこの雑誌を一冊140円で仕入れて300円で販売し、差額の160円を収入としています。

ビッグイシューは、毎月1日と15日に東京、大阪を中心として全国の路上で販売されています。神奈川県内でも横浜、川崎のほか、茅ヶ崎駅北口デッキ付近に販売者が立ちますので、機会がありましたら声をかけてみてください。その途端に、新しい世界が開けるのではないかと思います。




数寄屋橋駅前の田中さん



日比谷駅前の大塚さん

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おりがみ会館

2010年03月06日 | 日記
今日は、カミさんのアッシーで東京のお茶の水にある「おりがみ会館」に行ってきました。カーナビに入力すると、右に曲がれ、左に曲がれとご指示をいただき、主従関係に疑問を感じながらも迷うことなく行き着くことが出来ました。

アッシーは、ちと古いですかね。以前、一緒に仕事をしていたことがある西川りゅうじんさんの造語ですが、他にもメッシー、ジモティ、コヤジなど色んなことを言っていました。最近は、土佐・龍馬であい博の総合プロデューサーとして相変わらず忙しそうです。

おりがみ会館は6階建で、1階と3階が売り場、中2階が展示場、4階から上は工房と教室です。ビルに入る前は、「折り紙だけでビルとはね~」と思っていましたが、その奥の深さには驚かされます。今日までは「ひいな展」で、色とりどりのお雛様が飾られており、女性でなくとも溜息が出ます。









展示物の中で圧巻なのは「藤娘」でした。よく見ると、藤の花も葉もすべて連鶴で作られているのです。「凄い!」の一言です。







売り場には、4階の工房で自家製作された素材の紙がぎっしりと並べられており、全国から愛好家が訪れるようです。





ちょうど、NPO法人国際おりがみ協会の小林一夫理事長が実演をされていましたが、「はーい、巣籠り鶴ができました。折り目なんて合わなくても気にしないの、顔なんてどちらに向こうが鶴の勝手なんだから♪」と、その軽妙な語りと神業のような手さばきに、お客さんはどんどんと引き込まれていきます。伝統とは、それを継承するための努力の積み重ねなんだと改めて認識しました。





下の写真は、家に帰ってから、私が見よう見まねで折った連鶴もどきですが、尚一層の精進が必要のようですね。




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尾道市立久保中学校にエールを!

2010年03月05日 | 二宮町商工会の紹介
有楽町のむらからまちから館の取材を終えて交通会館を出た途端に、「いらっしゃいませ! 尾道ラーメンはいかがですか!」という元気な呼び込みの声が耳に入ってきました。むらからまちから館の出店者が、地元の特産品の販売をやっているのかと思ったのですが、どうも様子が違います。呼び込みをしているのは学生服を着た子どもたちで、のぼり旗には「全力で挑め! 尾道市立久保中学校」と染め抜かれています。







これはどうしたことかと思って、ピンクの法被姿の方にお話しを伺おうとしたら、いただいた名刺には「尾道市立久保中学校長 古川昭生」と書かれていました。





以下は、吉川校長との会話の概要です。
Q1 この生徒たちは何をしているのですか?
A1 東京へ修学旅行に来ましたが、今日は地元の特産品の販売を行っています。
Q2 修学旅行の一環なのですか?
A2 販売会は、修学旅行のスクジュールに組み込まれています。
Q3 修学旅行には、何人が参加していますか?
A3 62名の生徒が参加しています。班別に分かれて1時間半交代で販売を担当しており、いま他の班は都内の商業施設などを見学しています。
Q4 いつ頃から準備をしてきたのですか?
A4 昨年の10月に、「おのみち瑠璃Company」を学校の中に設立し、修学旅行に参加する生徒全員を対象に入社試験を行い、その後は総合的な学習の時間を中心に取り組みを行ってきました。生徒たちは旅行代理店に依頼して、この場所の時間帯別の通行者数や男女別比などをリサーチし、そのデータを元に販売品目や販売予定数量などを想定した起案書を作成、Company内で検討を繰り返しながら今日の販売会に備えてきました。







Q5 そもそもの動機は?
A5 いろいろと課題がある中で、生徒たちに自信をつけてもらうのが狙いでした。
Q6 いつ頃から始めたのですか? 生徒の反応は?
A6 今年で3年目です。1年目のスローガンは「久保中だって出来る。」でしたが、2年目の去年は「久保中だからできる。」、今年は「久保中はできた。」です。販売を経験した生徒たちは、「しんどいけど、やって良かった。」と言っています。

近頃、心の動きが鈍くなっている私ですが、久々に感動しました。Companyを設立した目的は、「郷土意識を育み、望ましい職業観・勤労観を身につける」とのことですが、いただいたパンフレットの「I LOVE おのみち」のタイトルが心に沁みます。





これは「教え」ではなく「学び」であり、二宮でも彼らから学ぶことが沢山あります。尾道市立久保中学校の生徒と先生に、そして、Companyを支えている方々に心からエールを贈りたいと思います。
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物産館めぐり③「むらからまちから館」

2010年03月04日 | 二宮町商工会の紹介
全国には、H22.3.1現在で、1,804の商工会が存在しており、それぞれ小規模事業者の支援やまちづくり、地域資源を活用した特産品の開発などに活発に取り組んでいます。

むらからまちから館は、そうした全国の商工会地域の特産品を一堂に集めた日本唯一の地域総合専門館です。

有楽町駅前の交通会館の1階にあるお店は、取材当日も沢山のお客様で賑わっていましたが、責任者の方に許可をいただいて、「報道」というネームカードを首から下げての写真撮影です。









店内には、各地から集められたお菓子、乳製品、乾物、豆腐、納豆、果物、麺、米、味噌、醤油などが、所狭しと並べられており、その数は約1,300種類とのこと。まさに、食のワンダーランドといった趣きです。

このお店は、私たち商工会の全国組織である全国商工会連合会が運営していますので、二宮ブランドの出品は可能だと思いますが、あまりにもアイテムが多くて埋もれてしまう心配もあります。しかし、1日の来館者は約3,000人ということですから、これは大きな魅力です。他地域の産品に負けないように、工夫を凝らした出品を検討したいと思います。
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物産館めぐり ②「銀座めざマルシェ」

2010年03月03日 | 二宮町商工会の紹介
昨日に続いて、物産館の2か所目は「銀座めざマルシェ」です。ここは店名が示すとおり、フジテレビ系列の情報番組「めざましテレビ」がプロデュースしたもので、全国47都道府県の物産品が集められています。





数寄屋橋のソニービル並びの地上11階・地下1階のビルが丸ごと銀座めざマルシェで、下から順に、B1「めざマル鮮」、3F~10F「北海道~沖縄地方」、11F「めざマル酒」という配置です。

エレベーターに乗って、思わず「11階!」と告げてしまいましたが、全国の銘酒を眺めているだけでも目の保養というものです。やはりというか、ありました「竜馬とお竜」という焼酎が! 当然、お買い上げです。







10階の沖縄/九州地方のフロアーから順に下りていきます。5階は関東/静岡地方のフロアー、くまなく見ましたが、神奈川産品の陳列棚がありません。店員さんに聞いても、鎌倉小町さんの白どら焼きの売店以外はないとのこと、でも群馬、栃木、茨城のコーナーはあるんですよね・・・





物産館のご担当者には、ビッグサイトの展示ブースにお立ち寄りいただいています。よーし、二宮ブランド商品が出揃った段階で、二宮町のコーナーを作っていただくように交渉してみましょうかね。
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物産館めぐり① 「かながわ屋」

2010年03月02日 | 二宮町商工会の紹介
二宮ブランド開発商品の販路開拓を目指して、横浜と東京の物産館をリサーチしましたので、今日から3回シリーズでリポートしたいと思います。

はじめは、横浜にある「かながわ屋」です。かながわ屋は、神奈川県の観光案内と特産品販売を目的に、神奈川県観光協会が平成16年4月に横浜港大桟橋入り口のシルクセンター1階にオープンしたアンテナショップです。





店内には、海の幸(のり、わかめ、こんぶ、まぐろの粕漬けなど)、山の幸(豚の味噌漬け、足柄茶、落花生など)のほか、地酒なども幅広く取り揃えられています。また、横浜スカーフや箱根寄木細、秦野達磨凧などの工芸品も販売されています。







店内を見渡したところ二宮町の特産品は陳列されていませんでしたが、同協会の専務理事にお話を伺った限りでは、二宮ブランド商品の委託販売については可能性が高いようです。

場所柄、お客様としては横浜を訪れる観光客の方が多く、二宮ブランド商品を神奈川の土産品として販売する重要な販路の一つになると思われますので、商品化された段階でお願いしたいと考えています。
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