2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定いただきました。
ツチグリは、夏~秋に林内の道端、切通しなどに群生するツチグリ科ツチグリ属の中型~大型の腹菌類のキノコです。幼菌は類球形で半地下性ですが、成熟するにともない外皮が星形に裂開します。6~10月に裂けた外皮は、乾燥に応じて開閉します。外皮の内層は銀白色で、亀甲状にひび割れします。内皮の頂孔から褐色の胞子を飛散させます。(『カラー版きのこ図鑑』参照)
《外皮がすべて開いたツチグリ 2018/10/26》
※ いよいよ本格的な冬になりました。強い冬型の気圧配置となった県内には断続的に雪が降り、富山市南郊の自宅付近の現在の積雪は20㎝ほどです。同じ富山市でも車で30分ほどの岐阜県境の猪谷では50㎝以上も積もったようです。雪のほとんど降らない関西地方から移り住んだ富山の雪を若いうちは楽しんでいましたが、老齢などのために雪かきはもちろん雪下ろしなどとてもできない状況になり、純粋に雪を楽しむことはなくなりました。これから春まで冬ごもり、犬との散歩や買い物に出かけるほかは、写真など身辺の整理などをして過ごします。
《雪の降るなか犬と散歩します(足に着いた雪玉を取るのが大変) 2018/12/29》
《犬の足跡には爪の跡が残ります 2018/12/29》