霙交じりの雪がちらつく中、用水沿いのサクラの幹を見ながら歩いていると(昨年は胴ぶきの小枝にモズの速贄がありましたので…)、胴ぶきの小枝に小さな蛾がとまっていました。同じ蛾は、別のサクラの幹やヒノキの幹でも見かけたので、この蛾はこの時期によく見かけられるものと思います。
帰宅後、図鑑やウエブサイトで調べると、フユシャクとして「極めて普通」なウスバフユシャク♂のようです。
ウェブサイト『相模国の自然スケッチ/フユシャク図鑑』(2018/12/12)には、フユシャクの特徴が次のようにまとめられています。
① 年1化で、冬季(晩秋~早春)に成虫が発生し、生殖行動を行い、産卵する。
② 雌は翅が欠けるか縮小していて飛べない。
③ 口吻が欠けるか縮小していて食餌を摂らない場合が多い。
フユシャクは、日本で35種ほどが知られているので、これからの時期、ほかの種も注意して探して探してみたいと思います。
《ソメイヨシノの小さな胴ぶきの枝にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》
《ソメイヨシノの小さな胴ぶきの枝にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》
《ソメイヨシノの並木の近くのヒノキの幹にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》
《ソメイヨシノの並木の近くのヒノキの幹にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》
《ソメイヨシノの幹にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》
《ソメイヨシノの幹にとまるウスバフユシャク 2018/12/09》