3月上旬の日曜日のことです。14時50分過ぎに店頭に到着し7人の行列の最後尾へ。15分程待って入店し、さらに約15分が経過した頃ラーメンが配膳されました。
大ラーメン、麺増し大+小(軟らかめ)、大蒜脂しょうが。
かなりの盛上り具合。思わず帰り際に店主さんと「これって本当の大+小?」「そうですよ。」という訳の分からないやり取りをしてしまいました。ともかくありがたいことです。
硬めは8分、通常分はもう1分、軟らかめはさらに1分長く鍋の中に滞留していた麺。着席後、手持無沙汰なので暇潰しを兼ねて茹で時間を計ることが多いのですが、投入された量やお客さんの状況によってその都度変わる、という当然の結論を得ることが出来ました。
モチモチとした舌触りで、一部はそれを通り超して粘り気を感じる位の食感です。
鍋の中のお湯を吸い取って抱え込んでいたのか、ピチュピチュとした舌触りで瑞々しさも感じました。
以前ほどではないものの、しんなりというよりもぐったりと表現したい野菜。レンゲの上でスープを纏わせながら。
豚。
潤いがありながら弾力に富んだ赤身とプチュッとした脂身。
上下の歯で挟んでから顔を横に向けるようにして噛み千切りました。「越谷の豚は硬い」と評する人も居るようですがこれを指しているのかな?この豚、綺麗なお皿に盛付けた後にデミグラスソースを掛け、マッシュポテトなんかを添えて、ナイフとフォークで食べてみたいと思わせる位の品質だと思います。
醤油の塩味と豚出汁と液体油によるコクが一体となって、どれかが突出することなく調和の取れた厚みある味わいのスープ。しょうがは序盤でスープに溶いて。
時折、溶け込んだ粗目に刻まれたしょうがを噛むことで広がるその風味との相性も抜群です。有料トッピング化したら、皆さんに喜ばれるんじゃないでしょうか?
大蒜は野菜や麺を食べているうちに丼底へ。レンゲで底から掬って口に運んでもしょうがの前にその存在感は霞んでしまっていました。
豪快に盛られたしょうが。この日の朝、公式twitterで告知されました。「無くなり次第終了」とあったので心配でしたが最終ロットまで無事に。
ほぼ100%筋繊維で構成された肉片が含まれていました。尚、固形脂と一緒に足されたであろう液体油が、どの程度影響を与えていたかは不明です。
生卵。器共々主に麺を冷ます役割を担って頂きました。
少し苦しくなりながら約23分で完食。退店して暫くすると苦しさは消えたのですが、丼をカウンターに上げる際にはもうこの量は無理だという感想を。次回どうするかはゆっくりと考えます。遅くまで居座ってしまい迷惑を掛けてしまった店主さんにお礼を言い、越谷駅へと歩みを進めました。
並び中、原付バイクが大きなエンジン音を発しながら店舗前を行ったり来たり。「これ、路駐するつもりじゃね?」って思っていると、店主さんが出口専用引戸から顔を出し様子を窺い、助手さんが直ぐにバイクを追跡。結局見失ってしまったようですが、とっても気を使っているんですね。