3月下旬の土曜日に訪れました。早朝から数時間業務に従事し、お店に到着したのは10時40分頃で店頭は無人。この状況で並び始めるのは恥ずかしかったので周辺を散策し10分後に再び訪れるとようやく1人が。思いの外出足が遅いなと、道路を挟んだ向かい側の商業施設のベンチに座って状況を観察していると、11時時点で4人が、11時10分時点で7人が行列を成し、この段階で前倒し開店となりました。ただ、陽気も良かったので満開に近い桜を鑑賞する等もう少しのんびりして、11時25分に階段を下りていくと店内は満席状態で入店を待つ2人の後ろに。そこから、後続に10人以上が並んでいたと推測される、20分後に席へ案内されました。
アジフライ定食(1,300円)+海鮮漬け小鉢(300円)+自家製手作り柚子胡椒(100円)、価格は全て税抜きです。店内の様子から察し帰宅後調べてみると、ご飯と味噌汁と大根おろしのお替わりが出来たそう。メニューに記載されていましたが、一瞬しか見る機会がなかったので気が付きませんでした。
ご飯。
ふっくらとして瑞々しく粘り気強めでした。
味噌汁。
赤だしの味噌汁と思われ、具は油揚げとわかめ。味噌よりもだしの風味が勝っていた印象。
アジフライ。
軽い口当たりのサクッとした衣。
歯応えのあるしっかりとした身。
柚子胡椒をのせてガブリと。
次は大根おろしとわさびの上から醤油をかけて。さっぱりとして相性の良さを感じました。
2尾目。
みっしりとして引き締まった肉質で、弾力がありました。
たくましいというイメージです。
骨せんべい。香ばしさを覚えながらポリポリと。
大根おろし。しっかりと水気が絞られ、ツンとする辛さはありませんでした。
柚子胡椒。表面は乾いたような触感で、ほんのりと柚子が香りピリッとした辛味が強かったです。
煮物。
淡く味付けされた厚揚げ。
漬物は白菜の浅漬けと柴漬け。
海鮮漬け小鉢。
鯵が、みりん等が加えられて丸みを帯びた醤油に漬け込まれていたよう。
ねっとりとしてグニュっとした舌触りでした。
ご飯に乗せて海鮮丼風にして。
醤油は卓上に。
20分程で完食。先日食べた新屋敷が上品かつ繊細な、偶に食べるご馳走タイプだとすれば、こちらは逞しさのある、普段食べる大衆的アジフライの最高峰という印象を持ちました。
12時58分頃、売切れとなりました。
皆さんスマホで撮影していました。道端に咲く花が目に入るかどうかは、その人の人生の豊かさ度合いを表していると思います。無論、私は皆が立ち止まっているから気が付いたのです。