9月中旬の土曜日、降りしきる雨の中訪問しました。12時05分頃の到着で32人が入店を待つ状態で、入店するまでには1時間20分を要し、その20分後にラーメンが配膳されました。尚、店内待ち人数は通常時9人とのことですが、この時は3人前後で推移していました。
卓上には胡椒と唐辛子と割箸。カウンター上にはレンゲが備え付けられて。
小ラーメン、大蒜。
やや厚みのある麺。
表面は滑らかな舌触りでニュルン、深部はふくよかな触感も、最深部ではブチンという感覚を覚えました。
総じて軟らかさが先行する仕上がりでした。
キャベツが大きめに切られた野菜はややシャキさが残って、味の面ではプレーンな印象。
豚は小振りなものが2つ分。
崩れて赤身部分のみとなっても適度に水分を含んで軟らか。
ハラッと崩れる肉質の赤身とトロっととろけるような脂身。2枚とも期待以上の出来栄えでした。
濃い茶色で表面には濾された固形脂が浮かんだスープ。調理中、ラーメンにも添えられる刻んだ大蒜が鍋の中へ一掴み分投入されていました。
醤油の塩味が舌に突き刺さるも深い奥行きも併せ持っています。見ためから非乳化という先入観があったのですが、乳化スープに強めに醤油ダレが合わせられているような印象を抱きました。何となく、環七一之江店のそれに似ているなとの感想を。
レンゲを上下させていると、フニャッとして苦味と甘味の両方を伝える固形物、中央左側にもやしと共に浮かぶものが。揚げた玉葱と推測しますが、これがさらに一つ味の層を加えていました。
しっとりした大蒜は辛味は控えめ。
10分程で完食。全体的にオーソドックスと思えるも、所々に独自色が垣間見える一杯を食べ終えて店外へと。
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