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敬老の日で考えた生き方とは

2014年09月15日 09時29分09秒 | 家族、仲間の話題
私:「親父、敬老会やね」

父:「そう、しかし敬老会の世話役だから忙しい」

私:「80歳にもなる人を世話役にするのが、わからんよ」

父:「役割だから仕方ないよ」

私:「それじゃ頑張るしかないね」

これは、敬老会前日に父と話した会話だ。
父は12月で80歳を迎える。現在、地元のシルバー人材センターで花木の剪定、庭掃除、駐車場整理などの他、シルバー人材センターの監事の仕事もこなしている。
先月は特に忙しかったようで、23件の仕事を受け、収入が13万あまりあったそうだ。
スーパー老人と呼ぶべきだろうが、老人のイメージはあまり感じ無い。

地域のお宝再発見ツアーで実家に立ち寄った折、参加者が宿泊するホテルまで送ってもらう途中、シルバー人材センターで働くことになったことについての話になった。

父のよると、雇用延長で65歳で仕事人生を終えた後、1年程好きな釣りを楽しんでいた。釣りにでかけると港で船長らしき人から、よく声をかけてもらい、魚を時折いただいていたそうだ。半年程、顔を見ないので心配していたところ、海外で植栽のボランティアをしていたとの話を聞いたそうだ。その話に感激し、自分でも何か社会の役に立ちたいと一年発起。現在のシルバー人材センターで働き始めて14年目を迎える。

これまで定年退職後の父を見てきた。苦しいだろうなという出来事もあったが、黙々と頑張ってきたように思う。そして働くということが、こんなに生きがいと活力を与えるのかと思う。期待されること、あてにされること、働いていることが健康な体をつくり、老化を防いでいるのではないだろうか。仕事で、ともに働く仲間や女友達のふれあい。人生って、こんなに楽しい面もあるのだと父を見ておもう。そんな父から影響を受け、80歳まで働きたいと目標をもつようになった。

敬老の日を迎えて、健康、生き方、暮らし方、老い方など、いろんなことを考えさせる。