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今日よりちょっといい、明日にしませんか

南海トラフ地震対策啓発ドラマ「その日、その時・・・」 でリアルに伝わってきました。

2017年09月03日 05時56分07秒 | まちを良くする活動



8月5日(土)13:30より宮崎市青少年プラザにて、所属する産業カウンセラー協会の災害ボランティア会議での定例会を開催した。今回は、災害支援でどう寄り添う支援ができるかという視点で、ビデオ「その日、その時・・」を会員8名が参加して視聴した。このビデオは高知県が製作したもので、南海トラフ地震と津波に被災した家族が生活再建する過程をノンフィクションにてまとめられたもの。

ビデオでは、会社に出勤した後連絡がつかないご主人、ケガした祖母を支える祖父、体育館のトイレへと続く長蛇の列で並ぶ人たち、尿意を我慢して失禁する場面、夜中に大声で泣き出す赤ちゃんを抱える家族を責める人や擁護する人、長引く避難所生活で蓄積するストレスなど。ビデオを視聴したことさまざまな問題や課題が映像から伝わってきた。視聴後2グループに分かれ討議し、各グループで出された意見を発表し共有することで、被災者の気持ちへの理解がこれまでよりも深まったように感じた。

続けて、机上だけでなく実際の行動に移そうと、今年7月に発生した九州北部豪雨に対しての支援実行計画を立てることとした。ここでは被災者の気持ちを踏まえた上で、この場にいる自分達で行えることを時系列毎に整理した。その上で直接支援・後方支援について案を出し合い、支援計画を立てた。

支援計画を作成することで、全てを自前で行える組織規模もないことも実感でき、「行政に頼るところは頼る」といった新しい枠組みについて検討した。
さらに、今回の定例会でも南海トラフ地震発生時に備え、自分・家族(会員)・地域を支援するために何をしていけばよいか協議した。
災害が起きないことが、最も望ましいが、いざという時に実働できる組織になっていけたらと考えている。

南海トラフ地震対策啓発ドラマ「その日、その時・・・」