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「働き方改革ワークショップ」その2。

2018年02月12日 05時29分17秒 | キャリアコンサルタント




ワークショップも2回目。「働き方改革」への課題は、企業、そして参加者でもさまざまであること。それ程、問題の違いがあることが討議の中から理解できた。それは、参加者が持ち寄って好事例集をみてもわかる。グループワークで実施するも、まとまらず。もちろん、グループリーダーの役割も大きいと思うが、「働き方改革」という言葉の定義を揃えることも必要だし、整理して考えることが大切だと改めて感じた。

その好事例と挙げられた事例の主なものとしては、
一人9分と決めて、各人が取り組む時短。
時間単位の有給取得への取組み。
夏期3日休暇に年休を追加させるなどの対応。
トップの意志とわかりやすい表現で思いを発信する重要性などが、心に残った。いずれも、働いている人が働くためのモチベーションを挙げ、アウトプットの高い職場をつくっていくための条件づくりとなる。

次に「働き方改革」の意味を振り返った。労働生産性とは、投入した資源でどれだけの価値を生み出したかであると講師より、以下の提案がなされた。


改めて、生産性を上げるとはどういうことなのかを考えさせられた。働き方改革は、仕事の取り組み方改革でもある。まず、取り組むべきことは「仕事の取り組み方」を変えて生産性向上を図ることでないか。

仕事=商品・製品・サービス × 顧客・利用者・市場
つまり、現在の商品・製品・サービスで勝負していくのかが前提となるのではないか。従来の働き方改革の考え方(生産性向上など)とセットで考えるべき課題ではないか。たとえば、どこに力点を置くのかなども含めて。どこを変えるか。過剰サービスしてないか。どこを残して、どこを残さないかという戦略も必要。

部下や後輩から「給与を上げたい」との相談を受けた時、どのような選択肢を提示できるか?
それも、働く人のモチベーションを上げる要因となるだけでなく、会社としてどれだか多い選択肢を明示できるか?ルール化したものががあるかが、魅力ある職場を考える上でのバロメーターのひとつになると思われる。

以上のように、具体的に落とし込んでいくことで、働き方改革への道筋ができてくる。