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地域の再発見ツアーin熊本 行ってきました!(1日目)

2024年11月17日 13時16分52秒 | 8月4日は「橋の日」記念日!
所属する宮崎「橋の日」実行委員会の事務局を務める私は、熊本城や通潤橋で有名な熊本に、メンバー5名とともに、11月9日~10日の1泊2日にて出かけました。



まずは、熊本県人吉市の 国宝指定 青井阿蘇神社を訪ねました。


806 年(大同元年)創建の神社。現在の社殿は、江戸時代初期の慶長 15~18 年(1610~13)にかけ、当時の藩主・相良長毎(頼房)(さがらながつね(よりふさ ))により造営されたものです。



2008 年(平成 20 年)には本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門が国宝に指定され、熊本県内の国・県指定の社寺建築の 9 割が球磨地方にある中、同神社はその代表的な建造物となっています。
2020年7月の水害による球磨川の氾濫では、人の高さ程、水があふれたとのことでした。詳細はYouTubeにて。



次に、同じ八代市にあり、石橋のことが学べる「東陽石匠館(せきしょうかん)」へ伺いました。



江戸後期から全国に数多くの「めがね橋」を架けた日本一の石工集団(種山石工)の発祥の地、八代市東陽町。種山石工は多くのめがね橋を架け、水路橋として有名な通潤橋などを築いたことでも有名です。

同館は先人たちの偉業を継承し、多くの人に種山石工の苦労と功績を知ってもらうための施設で、館内には関連品が各種展示されています。町内には21基の眼鏡橋が残されています。当会の制作した石橋ポスターも展示されていました!

続いて、2023年国宝に指定された通潤橋へ。
通潤橋放水

嘉永 7 年(1854 年)、水不足に悩む白糸台地に水を送るため、矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られた近世最大級の石造アーチ水路橋であり、石造アーチ橋の中で唯一“放水”ができる橋です。

通潤橋の工事は、 1852 年(嘉永 5 年) 12 月に開始され、約 1 年 8 ヶ月の長い期間をかけて 1854 年(嘉永 7 年・安政元年) 8 月に完成した。この間、大工や石工(石工頭は種山石工の宇一、副頭が丈八)のほか、白糸台地や矢部地域の大勢の人の力で工事が行われました。

水路の長さ約 119.0m、橋の長さ約 78.0m、橋の幅 6.6m、橋の高さ約 21.3m、アーチの半径約 28.1m。約 6km離れた笹原川の上流から水を引き、水路の総延長約 30km、灌漑面積は約 100ha にも及びます。一昼夜で 15,000 立方メートルの水を送り、水田を潤す力を備えており、現在も白糸台地の棚田を潤しています。 1960 年(昭和 35 年)に国の重要文化財に指定され、 2023 年(令和 5 年)に国宝に指定されました。お昼を過ぎたところで食事へ



通潤酒造カフェは、酒造に併設された和風のカフェで、テラス席は池に面しており、ゆったりした時間を過ごせました。



お酒が無料でついてきましたので、思わず2杯いただきました。美味しかったです。次は、美里町の霊台橋へ。



霊台橋は、 昭和 42 年に国指定重要文化財になりました。
橋長 89.86 メートル、橋幅 5.45 メートル、橋高 16.32 メートル。

これは、江戸時代の石造単一アーチ橋としては日本一の大きさを誇る。緑川本流に架橋。矢部にいたる難所「船津峡」は、交通の要衝で江戸中期より木橋が架けられましたが、いずれも流失したため、砥用手永惣庄屋・篠原善兵衛が石橋架橋を計画し、峙原村(美里町涌井)の伴七(茂見伴右衛門)らが補佐しました。

種山手永の宇助を棟梁とし総勢 72 人の石工が各地より集められ、工事は弘化 3(1846)年より弘化 4(1847)年にかけておこなわれました。明治時代以降も、昭和 41(1966)年に上流に鉄橋が架かるまで道路橋として使用されました。次も、同じ美里町の二股橋へ。

(写真左側が二股福良橋、右側は二股橋)

釈迦院川と津留川の合流点が二俣にあり、この地点において釈迦院川に 3 基(二俣渡・年祢橋・新年祢橋)、津留川に 2 基(二俣福良渡・新二俣橋)が架かっており、これを「二俣五橋(ふたまたごきょう )」といいます。


(写真は二股橋)

それぞれの架橋年代も江戸時代~現代と幅ひろく、橋(架橋工法)の歴史がわかるフィールド・ミュージアムとなっています。この内、江戸時代に架けられたものは、二俣橋・二俣福良渡で、川の合流点に直角に交わる全国でも珍しい兄弟橋である。二俣渡は文政 12(1829)年、二俣福良渡は文政 13(1830)年に架橋されました。



遠くに天門橋が見えます。この橋は、 天草五橋の 1 号橋。 1 号橋から 5 号橋の間の国道 266 号・国道 324 号(重複国道)が日本の道 100 選」に選定の天草パールラインです。天草五橋・ 1 号橋(天門橋)は、全長 502m のトラス橋です。写真は三角港から撮影したもの。



2015 年に世界文化遺産に登録された三角西港は、 1887 年に開港しました。近代的港湾として日本でも最古にあたる、長い歴史を持つ港です。



三角西港は宮城県の野蒜(のびる)築港や、福井県の三国港とあわせて明治の三大築港とされています。港を設計したのは、オランダ人の水理工師「ローエンホルスト・ムルドル」。施工は熟練した技術を持つ天草の石工たちが行いました。



築港には、石工、大工、人夫、潜水夫など、合わせて 20 万人弱の人々が関わっています。施工は当時の最新技術が使用され、熊本県にとって初めての国外貿易可能な良港が誕生しました。



1日の予定を終え、ホテルへ。



ホテル到着後、町へ繰り出す!町並みも美しかった!
ここは震災後のシンボルとして、2019年9月、熊本市中心街の桜町に開業した大型複合施設「サクラマチ クマモト」です。熊本県内外から乗り入れする日本最大級のバスターミナルをはじめ、人気の地元飲食店など149店舗のテナントが集結する商業施設やホテル、大型ホール、シネマコンプレックス、マンション、駐車場などが集約しています。



くまもと花博が開催されていました。全長20mの花のトンネル が印象的でした。夜は、美味しい料理とお酒をいただきました。



帰りにライトアップされた熊本城を見ながら、10時ホテルへと遠回りをし、約1時間後、ホテルに帰りました。


ライトアップされた石垣が美しい。
明日はいよいよ、熊本城の見学です。楽しみ。(続く)



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