昨年2年6ヶ月かけて取得した「シニア産業カウンセラー」資格。長い道のりだった。
この資格の目的は、「産業カウンセラーの3つの活動領域(I.メンタルヘルス対策への支援、2.キャリア形成への支援、3.職場における人間関係開発・職場環境改善への支援)に対応できる、プロフェッショナルとして社会に通用する経験と専門性を十分に兼ね備えたカウンセラーを輩出すること。
そしてこの3つの領域で期待される産業カウンセラー像は、メンタルだけでなく、キャリアや組織・職場の風上作り、風土改革などの課題を総合的に取り扱って活動できる人材となる」であり、私は資格取得のプロセスを通して、必要な実践力と専門性を身につけて、事業をおこないたいと受講を決意した。
同資格の応募条件を満たすには、育成講座21講座のうち19講座を受講し修了すること。しかし、各講座の修了書をもらうためには、事前学習、講座後のレポートの提出し、修了判定があり、なおすべての受講が修了させた後、面接と口述試験がある。
2016年6月より、受講を開始。九州では博多のみでの講座は年間4講座程度開催されているが、短期間にて集中して受講しようとすれば、大阪や名古屋、東京など全国各地で開催されている同講座を受講する必要がある。そのため、移動時間や前泊や後泊などの手配、事前課題への対応など準備が必要だ。
これらのことを考えると1ヶ月に1講座が時間や気力など、さまざまな面を考えても限界である。受講、2週間前から事前課題の作成や提出。受講後は、修了後2週間内にレポートの作成提出。こうして、1ヶ月が過ぎていく。そして次の講座の準備。毎月その繰り返し、従って朝の時間をつかって学習、夜は仕事でクタクタになっているが時間の捻出。土日は、なるべく行事を入れず空けて取り組む。そうして2年半の歳月が過ぎた。
どうしたら、目標がクリアできるか。さまざまな案を考え、スケジュール調整をおこなう。モチベーションを維持するための工夫。勉強に飽きないこと。そうやって、自分を管理していく。それこそが、目標を達成する力となる。また、限られた時間で目標、つまり学んで活かすための学び方とは何かと考えていくと、自然に取り組み方、生活の仕方も変わってくる。
何事も苦労は避けたいし、遊びたい気持ちがある。しかし、ここぞという時は自分を追い込まざろう得ない。その挑戦に必要な力が資格試験の意味ではないだろうか。
仕事は課題を解決すること、新しい価値を生み出すことの連続である。「他人と過去は帰られない、変えられるのは自分だけ」という言葉のとおり、何かの課題を解決しようとすれば、自分がどうかかわるか。自分の時間やエネルギーをどう配分するか、スキルを高めていくことが必要である。その力をつけるひとつの方法として、資格試験は、その力をつける機会となるのではないだろうか。
余談だが、講師より指定のあった事前学習のための、課題図書は計62冊。良書が多い。
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