小学生の頃、学校帰りに立ち寄るお店があった。お店の名前は、宮原商店。恰幅のいい叔母さんと時折手伝っている美人の姉妹が切り盛りしていた。
その姉妹と目が合うと心臓がドキドキしたっけ。お釣りをもらう際に姉妹と手が触れたあの感触。早く大人になりたい・・と思った・・ってどんなガキなんじゃ~。
さて、お店は坪位の広さで、日用品、野菜、切手、生花、たばこなど、生活に必要なものはほとんど揃っていた。
当時少なかったもあり、公衆電話として利用できた。外にあった蛇口は、夏の暑い日には、少年達の格好の水飲み場。
その他にも作業服や帽子、鎌など農作業の道具、そしてガソリン・灯油まで売ってあり、戸余の町(延岡市稲葉崎町)には無くてはならない店だった。
また、モノを販売するだけでなく店の内外では、村の人達の情報交換や店主の叔母さんを通じての近所の安否確認など、コミュニティも存在していた。
叔母さんが高齢でお店を閉じてしまったが、今思うと最強のコンビニだったのだと思う。
現在、町のいたるところにコンビニが立ち並び、便利なサービスを提供している。それらは新しいものと古いものを融合して、新しい価値を生み出そうと模索しているようにも思える。
今後も新しいサービスが提供されていくと考えられるが、コンビニにできることはもっとあるだろう。
昔のことを言うと笑われるかもしれないが、宮原商店みたいに、みんなのためのみんなのお店が増えていけばいいみんなが幸せになるハズ。
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