Walk On By/Brother Jack McDuff
(Prestige 7476)
(Prestige 7476)
blogというのは本当にいろんな方の率直な感想が聞けて、おもしろいですね。今回は、以前のシャーリー・スコットのログにコメントを戴いたturuさんご推薦のジャック・マクダフのPrestige盤の一枚をUPしますね。
マクダフのスタイルはturuさん御指摘のように、強烈な左手によるドライブ感にあると思います。このアルバムのタイトル曲"Walk On By"はご存知のようにバート・バカラックのヒット曲でディオンヌ・ワーウィックの歌唱で有名になったとても美しい曲です。マクダフのコテコテ度とは似て も似つかぬ意表をつく選曲で、これをA-1に配し、いきなりの効果がねられていますね。演奏自体は、この曲に関してはビッグバンドのバッキングであっさり 目です。他の曲は、全曲、彼のアーシーなスタイルが貫かれており、テナーのRed HollowayとHarold Ousleyが曲によって登場しますが彼らの好演も光ります。ギターのPat Azzara、ドラムのJoe Dukesのカルテットが基本です。また前述のように曲によってBenny Golson指揮のビッグバンドのバックとなります。自分的にはカルテットのスタイルの演奏がよりマクダフ的でドライブ感を感じます。
センターレーベルはprestigeの青地、右tridentでオリジナルだと思います。カバーのコーティングに加え、Don Schlittenのファンキーなカバーフォトと赤のバックと絶妙な配置のロゴのバランスが絶妙ですね!