67camper's Blog

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Nancy Wilson/Cannnonball Adderley

2006-05-05 06:31:33 | jazz & vocal
Nancy Wilson/Cannonball Adderley
(Capitol T1657)


 今日から仕事。2日休んで、2日仕事、また2日休んでまた仕事。お天気のキャンプの後で体は少し火照り気味、休みぼけの頭でブログつくっています。また今日から過酷な日常の始まりです。これからもblogの更新を何とか途切れる事なく続けられればなんて思っています。
 さて本日はオハイオからでてきて大歌手になったナンシー・ウィルソンのアルバムです。彼女のNY進出に一役かったのがキャノンボールである事は皆さんご 存知の通りです。いつかやってみたいと思っていた共演が実現したアルバムです。ナンシーは声の艶、フレージング、ソウルフルなノリどれをとっても好調で キャノンボールの五重奏団のバックで好調な歌唱を聴かせてくれます。アルバム構成はナンシーのヴォーカルだけでなくキャピトル時代のキャノンボールの五重 奏団のインスト(リズムはザヴィヌルのピアノ、サム・ジョーンズのベース、ルイ・ヘイズのドラムです。)が交互に配された内容でインストファンにも興味深 い仕上がりです。インストではA面の"I Can't Get Started"やB面の十八番の"UNIT 7"など聞き物です。ナンシーのボーカルではナット・アダレイの硬質のミューテッドコルネットにのって軽く唄う"The Old Country"やB面の"The Masquerade Is Over"などコントロールされたヴォーカルが聴けます。黒人女性ヴォーカルですがまさに"sophisticated lady"といった感じで好ましいですね。今回モノカートリッジで聴くとナンシーの声がさらに厚く聞こえ印象的です。ビビッドイエローのワンピースをま とった素晴らしいプロポーションのナンシーとアルトサックスを手にしたスタイリッシュなキャノンボールのカバーフォトも好きですね。キャピトルレインボウ のモノラル盤です。
 このアルバムを初めて聞かせてくれたのも、新潟・ジャズフラッシュのマスターでした。まだボーカルの”ボ”の字も知らない自分に、カウンターで解説付きでじっくり聴かせてくれた記憶が鮮明によみがえりますね。自分にとっては想い出のボーカルアルバムですね。