67camper's Blog

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これぞ、ファンキー!

2006-05-08 00:02:06 | jazz & vocal
Byrd In Flight/Donald Byrd
(Blue Note BST84048)

 
 皆様、ご存知のアルバムです。ドナルド・バードの五重奏団の演奏です。自分が最初に購入したバードのリーダー盤です。フエゴでもオフツーザレイシズ、あ るいはブローズオンベイコンヒルでもなく、このバード・イン・フライトなのです。新潟駅前、石丸電気のレコードフロアの入り口に置いてあったバーゲン盤の コーナーのえさ箱に無造作に入れられていた一枚です。なんでこれが、なんてよく見ると入り口ボトム側にカットが入ったカバーでした。当然、中は blue&blackの♪レーベルでした。でもこのアルバムについてはそんな事はアンマリ関係ないのです。学生の時で、資金グリが苦しいときに GETして聴きまくったアルバムですからね。

 演奏は、ある意味ハードバップからファンキーの象徴とも言うべき内容ですよね。A面はモブレー、B面はマクリーンが相方です。典型的2管リズムのクィン テットで傑出したプレーヤーがいる訳でもなくみんなが対等って感じでこれぞ珠玉のハードバップと言った感じです。A-1のGHANAのワトキンスのベース とレックス・ハンフリーズのリムショットに導かれるように飛び出すマイナーテーマがたまりませんね。A-2の朗々と吹くオープントランペットもいいです ね。A-3LEXのセカンドリフが入るあたりは、サイドワインダー(これも好きですが)真っ青です。B面も負けていないですよ。ストップタイムを利用した ファンキーナンバー"Little Boy Blue"にはじまり、ピアソンの"Bo"、そして最後のこのアルバムのハイライト" My Girl Shirl"に移っていきます。このマイナー調テーマが好きですね。A, B面全曲良いテーマを持った曲ですが、これがベストです。ソロではマクリーンのややフリーキーな音色のアルト、これぞマクリーンの真骨頂と言うべきソロだ と思います。バードも負けじとオープンでメロディアスなソロを聴かせます。

 もちろん、バードのリーダーアルバムで一番好きですし、一気に両面聴いてやろうと思う数少ないアルバムです。みんなこう言う思い入れのアルバムってありますよね!