67camper's Blog

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cornbread, Sylvia そして Lee Morgan

2006-05-09 06:38:59 | jazz & vocal
Cornbread/Lee Morgan
(Blue Note BST84222)

 今から、17-18年前になるでしょうか、一度だけニューヨークを訪れた事があります。初めての海外だったかもしれません。このときにHarlemを巡 るツアに参加しました。Ella, Michael Jackson, James Brown, 日本人では平井堅なども出演したアポロ劇場のアマチュアナイトを観劇し、その後、127丁目のソウルフードレストラン”シルビア”で会食するというものでした。こ のとき、いわゆるアフリカンアメリカンの家庭料理“ソウルフード”を数々味わった訳ですが、このときに出てきたのが今日のタイトルにもなっているコーンブ レッドでした。もちろん、本格的なコーンブレッドを食したのはこの時が最初で最後であり、以外とすっきりした味わいで、我々日本人にも好評だった記憶があ ります。  
 さて、今日はモーガンファンにはご存知の名盤その"CORNBREAD"です。ネットでコーンブレッドを検索すると、この料理についてではなくモーガン のこの盤の事ばかりがピックアップされてきます。それだけ有名ですよね。メンバーはフロントがモーガン、マクリーン、モブレイ、リズムはハービー・ハン コック、ラリー・リドレイ、ビリー・ヒギンズです。ハンコックの参加がこのアルバムをただのファンキーアルバムではなく、やや洗練された内容にかえたとい えるのではないでしょうか。昨日のバードにも出てきたマクリーンもやや新主流派よりの演奏のような印象です。A-1のタイトル曲のジャズロック、サイドワインダー ばりの佳曲です。またB-1を飾るジャズボッサの"CEORA"も美しい曲で今更説明の必要はないですね。両曲ともハンコックのピアノが効いています。A -1"cornbread"ではトレモロ風のバッキング、B-1"ceora"の美しいイントロ、テーマの提示と大活躍ですね。ヒギンズのリムショット、 ブラシでのバッキングも特筆ものです。このアルバムでのポイントはハンコックを中心としたリズムセクションにあるのかもしれません。フロント特にモーガン の歌心あるプレイは、絶好調でモーガンの人気を裏付けるものです。B-2"ill wind"のコントロールされたミュートプレイも聴かせますよね!  
 この盤も、四半世紀前に新品で購入しました。blue&blackの♪盤ですが、当時はモーガンの盤なんてサイドワンダーしかshopには売ってなかったのです。後に日本で再発されて話題になりましたよね。懐かしいですね。