67camper's Blog

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ルビー・ブラフと世界一周!

2006-05-26 05:25:52 | jazz & vocal
Blowing Around The World/Ruby Braff
(United Artists UAS6045)

 昨日のボストンのストーリービルレーベルがらみじゃないですが、本日はボストン出身の中間派トランぺッター、ルビー・ブラフをUPします。彼の演奏は、 ヴィック・ディッケンソンなどのアルバムでの共演で知られているように、デキシースタイルのものが有名かも知れません。本日のアルバムはUAらしく、モダ ンなメンバーとともに世界一周してやろうと言うような企画でしょう。世界一周企画ではシナトラの"Come Fly with Me"など著名な企画ものもありますよね。決して、名盤案内に取り上げられるアルバムではないですが、管理人の好みということでお許しを!  

 BraffのトランペットにBob Brookmeyerのピアノ、Barry Galbraithのギター、Joe Benjaminのベース、Buzzy Drootinのドラムと言った渋いメンバーです。演奏曲も有名どころでは、“パリの4月”、"Russian Lullaby", "Nagasaki", “帰れソレントへ”、”国境の南”等いつもの世界一周企画ものの定番ソングが並びます。ドーハムばりのトーンでテーマを吹奏するロシアの子守唄はA面の白 眉です。続くタルを思わせるガルブレイスのギター、シングルトーンで迫るブルックマイヤーのピアノも好演ですね。ブルックマイヤーのピアノについては、皆 様ご存知のとおりでビル・エヴァンスと渡り合える程のテクニックは”アイボリーハンターズ”で証明済みですよね。B面はのガルブレイスのリズムギターがデ キシー風の雰囲気をだしブラフは快調な演奏が聴ける"Song of India"、”国境の南”のような演奏が最も得意とするスタイルかもしれません。  

 United Artistsのステレオ盤オリジナルで、ブルーに白字(モノは赤に白字と思います)のセンターレーベルですお約束の美しいコーティングカバーです。地球 儀の向こうでトランペットを構えるブラフが捉えられたカバーデザインはいかにも企画モノといった感じで、うれしくなりますね。