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Teddy's Ready!/Teddy Edwards
(Contemporary S7583)
テディ・エドワーズは1924年生まれと言うから、結構なベテランサックス奏者です。彼の演奏に最初に触れたのはソニーロリンズとのカップリング metrojazz盤でのB面2曲でした。このmetrojazz盤でもそうですが、50年代末から60年代初頭にかけての自己のグループ(ピアノは ジョー/カストロ、ベースがリロイ・ヴィネガー、ドラムがビリー・ヒギンズ)を率いてコンテンポラリーにも録音を行っています。その演奏がこの Teddy's Ready!と題されたアルバムです。ここでのテディのサックスはスムースで堅実でスウィンギーです。リズムセクションの好演もひかり、特にB-1 "Take The A Train"でのヒギンズのドラミングなどは鋭いアタックで大器の片鱗を既に見せています。リロイの重厚なベースも健在ですね。本当に好不調の少ない良い ベーシストですね。 Contemporaryのステレオ盤で黄色のセンターレーベルです。
さて、このレギュラーグループのピアニスト、ジョー・カストロがリーダーになり同じメンバーで録音したアルバムがアトランティクにある事をご存知でしょうか?
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Groove Funk Soul/Joe Castro
(Atlantic 1324)
アリゾナ出身のピアニスト、ジョー・カストロは当初リロイ・ヴィネガーと活動していたようですがビリー・ヒギンズを加え、LAのクラブに出演していたと いう事です。リロイを通じて、テナーサックスのテディ・エドワーズを紹介され、このユニットが完成したと言われています。このタイトル曲"Grand Funk Soul"はA-1に収録されていますが、出だしの録音レベルがとても低くオーディオ装置が調子が悪いのかな?と思います。しばらく演奏がすすむとレベル は安定します。どうやらライナーを読んでみると、ジャズクラブのドアを開けて席に着くまでの演奏を再現した録音だそうで、結構凝った事をするものです。ア トランティックレーベルは今イチ録音レベルが低いという印象(自分だけかも知れません・・・)がありますので、ターンテーブルに載せたとき”またか!”と 思った記憶があります。コンテンポラリー盤に比べ全体的にややおとなしい印象ですがカストロのリーダー盤は少なく貴重です。
アトランティク後期の黄緑一色のレーベルで、コーティングジャケは美しいです。おそらくオリジナルと思います。