67camper's Blog

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ジャッキー&ロイのデュエット

2006-05-30 00:22:57 | jazz & vocal
In the Spotlight/Jackie&Roy
(abc paramount ABCS267)

 デュエットの魅力は2人の掛け合いにあるわけですが、混声DUOでは彼らの右に出るものはない事は異論のないところでしょう。戦後すぐに彼らはコンビを 結成し、チャーリー・ヴェンチュラのグループで唄い始めます。この時代の記録もコーラルにきちんと残されていますし、有名なストリービルのアルバム、さら に本日アップしたabc paramountの一連のアルバム、ついでVERVE, 晩年のcolumbia, CTIと古い曲から、当時のコンテンポラリーな曲まで網羅しながらのレパートリーの広さには脱帽です。考えてみると、abc以降はproduccerであ るCREED TAYLORが重要な役割を果たしているような気がします。おそらく彼のお気に入りだったのでしょう?

 さて、このabc盤です、自分が最も好きな彼らのアルバムです。ジャッキーの軽いボーカル、ある時はユニゾンで、またある時はハモりながら、ロイのボー カルとの絶妙なブレンドはここでも健在です。また、編成が小さく、ロイのピアノ、モンティ・バドウィックのベース、シェリー・マンのドラムのトリオのみが 伴奏するスタイルで、ロイのピアノを充分に楽しめることが出来ます。録音も素晴らしく、掛け合いでは右からロイが左からジャッキーが聞こえ、テナーバトル でもそうですが、こう言った演奏はやはりステレオ盤ならではと言ったところと一人納得しています。"From This Moment On", "Have you Met Miss Jones?", "You Don't Know What Love Is", "Easy Living"などの選曲もすばらしく聴き応え充分です。

 ややノイズの多いコンディションですが、それ以上に録音の良さが目立つアルバムです。センターレーベルはabc paramountの黒レーベルで大きくシルバーでSTEREOと入ってます。一度、聴いてみてください。ストーリービルより好きになるかも・・・?