Solo Flight/Charlie Byrd
(Riverside 9498)
(Riverside 9498)
アコースティックギターをやっていると、必ず出くわすのがボサノバでありナイロン弦のガットギターです。通常のアコギと異なり軟らかい音色が特徴ですよ ね。フラメンコのような激しい演奏も良いですが、ボサノバの気だるい癒し系の演奏にはこのタイプのギターは欠かせませんね。
以前のログでチャーリー・バードの“ブルースソナタ”をアップしましたが、今回は彼が全くのソロでジャズスタンダードに挑戦したアルバムです。ソロギターは自分でやろうとす るとごまかしがきかず本当に厳しい分野ですよね。凄いです!
演奏曲は"Am I Blue", "Easy Living","House of The Rising Sun", "Mood indigo", "You Look Advantage of Me", "Lil' Darling", "Tears", "Nocturne", Satin Doll","Blue Mobile", "Sweet Sue"とどれも2-3分の演奏でバランスが撮れた選曲で飽きることなく彼の卓越したテクニックを全編を通じて聴く事が出来ます。特にエリントンナンバー での解釈や"Tears", "Nocturne"などジャンゴの曲を取り上げ、このジプシーへの彼の深い思いを示した選曲ですね。低音部の厚さなど本当にガットギター1本かと思うよう なすばらしさです。
カバーフォトはBart Devitoという方ですが、???ですね。荒涼とした海岸に置かれたガットギタ-とカモメのカバーです。センターレーベルはリバーサイド後期のOrpheum Productionsです。 あー、またガットギターが欲しくなってきた。やばいです!