Misty/Eddie "Lockjaw" Davis
(Moodsville 30)
(Moodsville 30)
Eddie "Lockjaw" Davisはグリフィンとのテナーバトルでおなじみですよね。グリフィン抜きでも結構リーダー盤がプレステッジやリバーサイドに多いというのは以外と知ら れてないかも知れません。というのもピアニストを使うのではなく相手にシャーリー・スコットやドン・パターソンなどのオルガニストを選んでいるのがあまり 紹介されない理由かもしれません。豪快なブローが特徴ですが、スタンダードに於ける歌心も見逃せません。このアルバムは、ソフト路線の Moodsvilleというprestigeの傍系レーベルからリリースされた一枚で、デイヴィスのスタンダードへのアプローチや歌心が十分に捉えられた アルバムと思います。
パーソネルはデイヴィスのテナー、スコットのオルガン(一時的に彼らはレギュラーグループであったようです)、ベースにジョージ・デュビビエ、ウェンデ ル・マーシャル(alternate)、ドラムにアーサー・エッジヒル、コンガにレイ・バレットと言うメンバーです。演奏曲もタイトル曲のミスティをはじ め、"Just Friends"や"Speak Low"等の有名なスタンダード中心ですがそこはコテコテにも紹介されたデイビスです。十分にアーシーでブルースフィーリングあふれるプレイで時にはブ ロー派ならではの強いアタックも聴かせてくれます。シャーリー・スコットのミスティのイントロでグッとくるのは毎回ですね!美しいオルガンです。
カバーはドン・シュリッテンでものうげな女性のアップを使ったカバーからはデイヴィスのブロースタイルは想像もつきません。センターレーベルはソリッドグリーンにシルバーロゴのオリジナルです。