Porgy And Bess/Diahann Carroll
(United Artists UAS5021)
(United Artists UAS5021)
以前にもWebで取り上げたダイアン・キャロルとアンドレ・プレヴィン・トリオとのコラボレーションです。ダイアンはニューヨークのミュージカルあがり の歌手ですが、cuteな歌声とその美貌で人気をはくし、数々の映画にも出演していたようです。ウェブのUA盤も美しいカバーと、彼女の黒人らしいジャ ジーな歌唱と、プレヴィンの美しいピアノが聞き物ですが、ここではガーシュインのミュージカル”ポーギー&ベス”が題材といこともありよりドラマティック な歌唱が聴かれます。
プレヴィンの唄伴はドリス・デイ、ダイナ・ショアとのものがよく知られていますがこのダイアンとの2枚もなかなか聞き物ですよ。ダイアンもかって知った るトリオの伴奏(Andre Previn(p), Joe Mondragon, Keith Mitchell(b), Larry Bunker, Frank Capp(ds))にのって軟らかいキュートな声で次々と名曲を唄っていきます。ポーギー&ベスと言えば”サマータイム”ですが、これがA-1に配され、 これも捨て難いですが、個人的にはB-1の"It Ain't Necessarily So"の歌唱が彼女の黒人らしい黒い情念が横溢し、プレヴィンのシングルトーンと重なり絶妙な味を出していると思います。また"There's Somebody Knockin'"のキングサイズばりの低音をいかしたプレヴィンのソロが”うんうん”という感じです。
このカバーにあるように凄い美人ですよね。Paul Baconの色彩感の強い美しいカバーデザインで気に入っています。United Artistsのステレオオリジナルでブルーレーベル、ホワイトロゴで溝ありです。