67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

エロール・ガーナー

2006-05-03 08:00:26 | jazz & vocal
Erroll Garner
(Columbia CL535)


 本邦では名曲“ミスティ”の作者として知られるエロール・ガーナーのピアノについてはあまり突っ込んで語られる事は少ないと思います。唯一、話題になる とすれば同じコロンビアの"Concert By The Sea"(CL883)でしょう。この枯葉はとても有名で大体ジャズ入門の100枚なんて企画にはまず登場しますよね。例にもれず自分もこのアルバムを最 初に購入した記憶があります。
 今日のアルバムはエロール・ガーナーのさらに初期と思われるコロンビア盤でタイトルに名前を使った意気込みを感じます。例の"the lagging beat"と"the lush Garner chords"に特徴づけられる彼のピアノスタイルは"The Garner Style"として知られていますが、これを味わうには絶好のソロフォーマットの演奏です。ガーナースタイルについては好き嫌いもあると思いますが、自分 が最も好きな邦人ピアニストの菅野邦彦な どもこのスタイルを継承しているのではないかと思います。演奏曲は全6曲すべてスタンダードでサイドAがCaravan, No Greater Love, Avalon, サイドBがLullaby of Birdland, Memories of You, Will You Still Be Mine?です。この誰もが知ってる曲をソロで料理していくアルバムで自分のガーナーの盤では最もターンテーブルに乗る機会の多いアルバムです。  
 コロンビアの6eyeのモノラル盤です。残念ながらカバーに前オーナーが修繕したテープが残っているのが痛々しい。アメリカ人のイージーにテープを貼付けて修繕するのには閉口ですね!!!