法学教室5月号の巻頭特集がまた面白いのですが,19ページから22ページにかけて,判例の学習法みたいなことが書かれていますので一読の価値ありと言えます。
最後の方で,戸松先生が示唆に富む発言をされています。新司法試験の憲法の問題について感想を述べているところなのですが,「・・・いわゆる空中戦をやっている。その資料から全く離れて,自分で勝手な問いを作って勝手な議論を展開するということが見受けられる。これは,旧司法試験組はまさにそうで,だんだん少なくなってきていますが,そうならないようにと願っています」(*「空中戦」というのは,本座談会における,同大ロー教授でもある阿多弁護士の「事実の問題で争うのを「地上戦」,理屈で争うのを「空中戦」と言うのですが・・・」という発言を受けてのもの)(戸松発言は有斐閣 法学教室5月号29頁参照)。
私が以前から言っている,「思い出しながら答案を書く時間が長い場合は危険」(=問題文の事実関係から離れた議論をしている可能性が高い為),というのと脈を通じるご意見だと思います。
最後の方で,戸松先生が示唆に富む発言をされています。新司法試験の憲法の問題について感想を述べているところなのですが,「・・・いわゆる空中戦をやっている。その資料から全く離れて,自分で勝手な問いを作って勝手な議論を展開するということが見受けられる。これは,旧司法試験組はまさにそうで,だんだん少なくなってきていますが,そうならないようにと願っています」(*「空中戦」というのは,本座談会における,同大ロー教授でもある阿多弁護士の「事実の問題で争うのを「地上戦」,理屈で争うのを「空中戦」と言うのですが・・・」という発言を受けてのもの)(戸松発言は有斐閣 法学教室5月号29頁参照)。
私が以前から言っている,「思い出しながら答案を書く時間が長い場合は危険」(=問題文の事実関係から離れた議論をしている可能性が高い為),というのと脈を通じるご意見だと思います。