どえらい事になりました!まさかのヒート一人勝ち!
ドウェイン・ウェイド(残留)とクリスボッシュの同時獲得に成功したばかりのヒートがなんと,レブロン・ジェームズまで獲得に成功しました!文字通りのBig3誕生です。
正直これは予想外。ブルズ,ニックスのどちらかだと思っていたので驚いてます。ウエィドがブルズ入りに傾いていたところを友人のボッシュがヒート残留+自分もヒート入りを強烈プッシュ,結果ウエィドが残留を決めました。これが今オフ最大のポイントになりました。レブロンはそれを踏まえてヒート入りを決めたようです。
恐らく,レブロンはとにかく,絶対優勝したいんでしょう。ブルズ,ニックスも1試合平均20点クラスの選手を既に獲得し準備していましたが,それでも絶対勝てる保証は無い。しかしウェイドとのコンビなら間違いなく優勝できる。おまけにボッシュまでいる。来年から怪我人でも出ない限り,ヒート王朝が始まるのは間違いない。これは凄い事になりました。
「ビジネス」のことを考えれば,ニューヨークかシカゴしか考えられないのですが,レブロン的には二の次三の次だったようです。とにかく優勝したいんでしょう。以前書いたように昨年のまさかの敗退,そして今年も敗退と,勝つことの難しさが身に染みてしまったのでしょう。恐らく一種のトラウマのようになってしまったと。恐らく絶対的なパートナーがいないと勝つことは難しいと判断したと思われます。実際,長期低迷を続けていたボストンが,ポール・ピアース,レイ・アレン,ケビン・ガーネットというBig3を形成した途端,3年間で2度のファイナル進出,うち1回優勝という実績を挙げているのを傍で見ているだけに尚更だったのかもしれません。ジョーダンにも,ピッペン,ロドマンという絶対的なパートナーがいました。
しかしマイアミとは驚きです。ウエィドの残留がギリギリのラインではないかと思っていたのですが・・・。当人達が何を考えているかなんて結局分からないんですね~。マイアミ・ヒートは,「ヒート」という名前(しかも南国マイアミ)なのにファンがヒートしないので有名なんですが,来年からは熱狂の坩堝と化すでしょうね。
シカゴとニューヨークの落胆は大きいですね。また他チームにとっても脅威でしょう。果たしてヒートに勝てるチームなんて出てくるんだろうか。おまけに社長が名将パットライリーだからなぁ。
キング・ジェームズは,「今だけでなく、将来的にも勝てるチームということを最優先に考えた。難しい決断だったが、朝起きたときに正しいと確信できた」と語った。