まだ真っ暗な今朝方、目を覚ましたら家々や道路はうっすら白くなっていた。昨日から大雪の予報が出ていたので早起きしたのだが、こんなものかとちょっと安心して二度寝を決め込んだ。
いつもの時間に起き、電灯を点けた居間で朝食を取り、顔を洗い終わってカーテンを開けた。そのとたん目に飛び込んできたのは、一面の厚ぼったい銀世界。予報どおり本格的な雪が降り出したのだ。除雪している時間はない。ベタベタ雪なので、日中溶けることを期待して、急いで家を出た。これから四ヶ月あまり、雪との格闘が始まる。健康的過ぎてやせる思いだ。
ところで、今月上旬の熊本開催の同窓会は、天候にも恵まれ無事盛大に終わった。
今年は、四十数年前、少壮の教官として東洋史教室に突如やって来られたN先生にも、遠路遥々出席していただいた。同伴のHさんには、大変ご苦労をおかけした。
当日の一次会で、先生ご自身から年齢を承った。計算上は合っているのだが、どうもピンと来なかったのは私だけだったろうか。一次会から二次会へと酔いが深まっても、楽しそうな先生のご様子は、六十代になったばかりでまだまだと思っている私たちと何ら変わるところなく、ますますその疑念が深まった。
帰宅して数日後、飲み会の写真をおそるおそる見た。みんな同じような、年齢不詳の年寄りたちの集まりを目の当たりにし、なぜか深く感銘。
当日は、二次会が終わって、先生と一部の方々をお見送りした後、やはり三次会に突入。
多くを語ったような、様々なお話を伺ったような、それほどでもないような、ゆったりした時間にどっぷり浸かり、一連の魅惑の飲み会が幕を下ろしたころは、すでに零時をはるかに回っていたようなわけで、今年の同窓会でも飲み過ぎてしまった。(2015.11.24)