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2015.11.22  『十勝幌尻岳』(1,846m)

  三連休中日の日曜は、芽室町の八千代牧場近くで目覚めた。

夜明けが遅くなり、気温もマイナスとなると朝起きるのが辛い。

車中泊をしながら登り歩くときは、一日のスパンで時間配分をするので、特に時間を要する行程でない限り、バカみたいに早く起きたりはしない。

夜ゆっくり飲んでいたいしねえ~

 

 戸蔦別林道は水溜りが全て凍っていた。

そしてオピリネップ林道に入るも、積雪は予想と期待通りサラッとだけ。

 

 7時15分、登山口をスタート。

我々が登山口に着くと数分で男性の若者が一人でやってきた。

そして登りはこの若者と抜きつ抜かれつして高度を上げていった。

標高が1,500m位に達すると、積雪が膝近くまでになり、スピードがガタ落ちとなる。

そんな中をその若者とラッセル交代ができたわけで、助けられたものだ。

スノーシューは車に置いてスタートした。

この山では季節柄、笹とハイマツが障害となってスノーシューは使えないと判断した。

私は大小4セットのスノーシューを所有し、状況に応じて使い分けているが、その中の小型をザックにくくりつけても結構な重さを感ずる。だから、その辺も勘を働かせて行動する。

この日はスノーシューを背負わなくて正解。

ツボ足で十分であった。

 

 長い(積雪に足を取られるので余計長く感ずる)尾根の急登を終えて、ようやく頂上から北に伸びる稜線に出た。

そこで感覚的に強風を感じ、更なる過酷な状況に接する準備として、冬用アウターを重ね着し、手袋も得意の軍手から冬用のものに替えた。

それを見ているHiromiも当然そんな準備を始めると思っていた。

ところが何もしようとしない。

「お前アウター着ないのか?」、「いやあ、このままでいい~」

しかしそのままでいいわけがない。

放っておくと、春秋用のアウターのまま登りだした。

すぐに冷たい強風にさらされ、状況は過酷になる。

それでも「もうどうにでもなれ」といった様子で歩を進める。

強風に打ち消されるため、何も声をかけられない。

頂上までのわずかな距離ではあったが、これもまたひじょうに長く感ずる。

 

 10時50分、頂上着。

と、同時に「もういい!」、と言い残してHiromiがとっとと下山を開始した。

頂上での滞在時間わずか5秒!

Hiromiにとって初登の山なのに、記念撮影すらできない。

風が強いとは言え、この時期には珍しい晴天。

実に惜しい。

 

 下山途中の沢沿いで昼食にし、

13時ちょうど、登山口着。

 

 新嵐山荘で汗を流し、日勝峠で車中泊をした。

そこでこの日の反省だ。

「何故稜線に出たときアウターを着用しなかった?」

「だってあの時は寒くなかったもの・・・」

寒くなってからでは遅い、ということは口が酸っぱくなるほど言ってきた。

また、私が先を読んで寒さ対策をしているのを目の前にして、何故同じことができない?

このようなことは過去にもあった。

どうして学習できない!?

したくもない説教をせざるを得なかった。

甘い! 危険、死と隣り合わせのスポーツだという自覚が足りない。

更に、この三連休で準備した装備を確認すると、まだ秋の準備のみ。

従って、その時点で翌日予定していた『ペケレベツ岳』(1,532m)を中止した。

 

 

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2015.11.21 『オダッシュ山』(1,098m)

  今年最後の三連休は、いつものように天気予報に従い、北日高に出かけた。

 

初日の21日(土)、雨の朝をゆっくりして8時にHiromiを迎えに行った。

日高山脈の今シーズンにおける積雪の状況がわからないので、まず新得から『オダッシュ山』に登ってみることにした。

狩勝峠を下り、新得町に入るとうっすらと降雪の形跡があるものの、殆どが解けてしまっていた。

 

10時50分、高速自動車道脇の登山口をスタート。

登山口で解けかかったわずかな積雪が、高度を上げるに従い徐々に量を増したものの、登行にはまだ全く影響がない。

 

12時10分、頂上着。

新得市街地からこの山に向かう途中は素晴らしい天気だったのに、すっかりガスに覆われてしまった。

そして風が強い。

記念撮影をして即移動。

頂上を少し下った地点で、風が弱いところをみつけて昼食。

いつも美味い山で食べるインスタントラーメンだが、寒いと更に美味さが増す感じだ。

 

昼食後は一気に下る。

多少の積雪が下山の下半身に心地よく、Hiromiも走って下山。

13時20分、登山口着。

一貫して雪模様の山行ではあったが、まあ楽しかったわぁ~

  積雪の状況がわかったので、翌日の山行を『十勝幌尻岳』に決め、芽室町で入浴のあと拓成へと移動して車中泊とした。

 

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