北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2015.11.23 『真谷地岳』(752m)
『真谷地岳』(まやちだけ)、それはどこでとう調べようとも見つからない山。
『ミニ山の会』で勝手に名付けてそう呼んでいる山だ。
きっかけは数年前Toshiと初めて登ったとき、Toshiが生まれ育った夕張市真谷地の奥に位置することから、二人で勝手にそう呼び始めた。
『真谷地岳』は頂上に大きなアンテナが3本建ち、そこまで保守管理のための車道がつけられている。
支笏湖の『紋別岳』に登ったことがある人なら、それとそっくりな管理道路が続いていると思ってくれるといい。
しかし、頂上からの展望は『紋別岳』とは比較にならずつまらない。
おそらく100人登ったとしたら、100人全員がつまらない山と言うだろう。
ところが私にとっては将来住み着きたいと思っている夕張の中の一座であり、何度も登っている。
麓に生家まで残っているToshiでさえ、たった一度しか登っていないのだが・・・
三連休最終日の朝、日勝峠で目覚めたのち、車を走らせて夕張市真谷地へ。
炭都として栄えし頃は、真谷地から毎朝5台の大型バスが通学用に出ていたとToshiが言う。
そんな面影なぞ微塵も残っていない旧真谷地市街を抜けると、林道ゲートに突き当たる。
そしてその近辺に駐車して徒歩でスタートする。
一日そこにいても誰も来ないところだ。
9時20分、林道ゲート前の駐車地をスタート。
スタート地点での積雪は0状態。
ところが歩を進めるうちに少し積もり出す。
この管理道路は片道5.8km。
いつも天候が悪くてどこに出かけてもつまらない時にしか訪れない山だったので、周辺の景色を目にしたことがなかった。
しかし、この日は登るにつれて青空がその面積を広げ、木の間越しに周辺の風景を初めて目にすることができた。
これは冬用装備不足のHiromiに、ある意味感謝かなあ、と思える瞬間だ。
また車道を歩いていても、青空と樹氷のコントラストが美しく、ここに登って本当に良かったと感じた。
10時40分、頂上着。
いつものようにインスタントラーメンを食べて下山。
12時10分、駐車地着。
掘り出し物のHiromiさんと、拾い物の景色を楽しめた、楽しい山行であった。