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2018.5.13 『0の山』(743m)  廃道に向かって・・・

 昨日(日曜)の朝、「LARCH」コテージで目覚めると、

Toshiが既に起きだして寝室の階上でテレビを見ていた。

朝はゆっくり寝ていられないやつで、

毎朝4時には目覚めるとのこと。

そして前夜までひどかった花粉症による鼻の具合が幾分良さそうだ。

私は2番目に起床したが、

Hiromiは「眠い」、「眠い」を連発していた。

結局コテージの居間に、

7時前には集合したものの、

朝食は7時半からとのことなので、

しばしぼんやりして過ごす。

 

 7時半に合わせて「LARCH」のレストランに向かう。

ここの朝食は基本的に洋食なのだが、

希望すると和食をいただける。

そして我々はいつも和食を希望する。

そして我々はいつも和食を希望する。

たいしたおかずが付くわけではないのだが、

ここの朝食はうまいのよねえ。

たいしたおかずが付くわけではないのだが、

ここの朝食はうまいのよねえ。

生卵なんか新鮮で、黄味が大きく盛り上がっている。

ご飯は私が四杯、Toshiが三杯食べた。

 

 コテージに戻って荷物を整理。

準備万端で「LARCH」に行き、

精算を済ませて、

8時35分、「LARCH」前の駐車場を徒歩でスタートした。

この時点で雨がポツポツ。

昼くらいから本降りになる予報なので、

「LARCH」から『0の山』を往復するくらいがちょうどいい。

昨日の帰宅後に送ってくれたHiromiのGPSデータによると、

この日の歩行距離が、往復で8kmに満たない。

雨が本降りになる前にはいい距離だ。

 

この辺りはカラマツの植林地で、

すっくとまっすぐに伸びたカラマツ群の景観が大変美しい。

そんな中の広々とした林道を歩くのは気持ちがいいものだ。

しかし傾斜はあるので、じきにに熱くなり汗をかく。

あれこれと話しながら歩いていくと、

どうも景色が違う。

何度も登っている山なので、

そのことにはすぐ気付いた。

しかし、林道から登山道に入る箇所ははっきりしているので、

見落とすことなぞ考えられない。

だが、明らかに違う。

登山道が開削されている尾根を通り過ぎている。

そこで引き返してみてビックリ!

林道から登山道に入る部分が松の倒木で隠されてしまっていた。

そしてそこに立っていたはずの案内標識が笹の中に転がっていた。

これではわかるはずがない。

改めてその地点から入山すると、

松の巨木が数本強風によってなぎ倒されていた。

それらが登山道を覆い、

笹薮を漕いで迂回する。

それが済むと、今度は濃い笹薮だ。

去年も随分笹が濃くなったと感じたが、

今回はもう末期状態だった。

私でさえ一時進路を見失い、

踏み跡を探した次第だ。

そんな時に踏み跡を見つけ、

先頭で動き出したToshiも、

少し進んでから「まだ行きますかぁ?」という諦めムードの言葉を発する。

Hiromiなんか笹に埋もれてしまいそうだ。

我々は藪屋ではないので、藪漕ぎなぞ好まない。

それでも頂上は近かったので、

とにかく頂上までは行ってみた。

 

9時55分、『0の山』。

金山湖の美しい風景を楽しんで下山を開始。

雨は相変わらずポツポツと・・・

また深い笹をかき分けながら林道に下りついた。

そこで3人がお互いの衣服を点検。

ダニの付着を確認するのだ。

するとみんなにダニはついていた。

 

 また林道をトボトボと下って行く。

「LARCH」が近付くと、美しいカラマツ林の景観となる。

私はこの景観がとにかく好きだ。

今秋再度訪れることを3人で確認。

次回はMikaも連れてこよう。

 

 11時ちょうど、駐車地。

この山の登山道はこのまま何も手が加えられなければ、

夏を過ぎた時点で完全に廃道となる。

そのことを下山した時点の「LARCH」で出会った支配人に伝えると、

「(南富良野町の)観光協会に言っておきます」とのことだったが、

果たして町の観光協会がこのマニアックな登山道の整備に動き出すのか?

それはまたこの秋に訪れた際に検証したい。

 

 車に戻ってから隣の金山保養所で汗を流して帰途に着いた。

この頃になると雨は本降りとなり、天気予報の通り。

久しぶりに揃った3人での楽しかった「LARCH」泊の思い出を胸に帰途に着いた。

 

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