北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.5.28 『美唄山』(987m) アプローチが難しくなった
昨日(月曜)の朝、
美唄ダム近くの車中泊地で目覚めた。
しかし、眠くて眠くてすぐには起きられず、
目覚ましの時刻を変えてまた就寝。
結局6時に起きて準備を開始。
Hiromiなんか山登りを忘れて、
まだまだ眠り続けるつもりだったけどねえ・・・
『美唄山』も回を重ねて登ってきたが、
最後に登ったのが一昨年の6月だから2年ぶりだ。
ここは美唄ダムから先で道々美唄~富良野線の開削工事中だ。
それもずいぶん前からで、
さっぱり先が見えないよう。
ところが今年は状況が変わった。
7時ちょうど、
工事ゲート手前の駐車スペースをMTBでスタート。
この駐車地から登山口までは5kmほどある。
それでMTBを積んで行く。
登山口までの長い車道歩きは疲れる。
それも写真でおわかりのように、
幅の広い立派な舗装道路だ。
そんな車道を快適に進んで行くと、
これまでとは様子が変わってきた。
登山口に近付くと、
乾いた泥の路面に船板の硬盤が敷かれている。
重量の重いダンプなんかが走るためだろう。
また、工事車両や重機も随所に置かれている。
今までは登山口まで何もなく、
工事は登山口から奥で進められていた。
それが手前まで道路整備の工事が始まったということは、
この道々の開通も近いということか?
そんなことで落ち着かない雰囲気の中、
7時25分、登山口。
かつてはここまで車で入ることができた。
そしてここから頂上までは4.4kmと記されているので、
ここを起点とする行程ならたいしたものではない。
登山口にまで工事用の機材や車両が置かれて落ち着かないので、
1kmほど先まで進みMTBをデポ。
林道歩きの始まりだ。
新緑が美しい林道歩きは楽しい。
Hiromiも「楽しい!」を連発する。
トットコ歩いて、
8時ちょうど林道終点。
ここで3か所の渡渉がある。
水量は少ないがよく滑る小沢だ。
私は走って渡るが、
Hiromiはいつものようにゆっくり慎重に渡るので、
靴中を濡らさないかと心配になる。
結果は大丈夫だった。
その後は古い作業道を北進する。
そんな中一か所、歩いた後方で笹薮がガサつきハッとした。
ヒグマが潜んでいたと思われる。
そして古い作業道が終点となったところで、
本格的な登山道となり、急斜面に取り付く。
そしてここから標高差200mの急登だ。
ゆっくり確実に歩出し、スリップを食い止める。
この急登を終えると、「日本庭園」と記された標板が現れ、
初めて『美唄山』の頂上部を目にすることができる。
ここから登山道は一旦下降し、ま
た標高差130mの急登だ。
この部分がよく滑る。
そして笹が濃く、笹のトンネル状態だ。
笹のトンネルを抜けると、
上半身、下半身、手の甲に数匹のダニ!
私はダニを見つけると親指の爪に乗せ、
もう一方の親指の爪でダニを潰す。
そうしないと気が済まない。
とこのがこの日はその数が多すぎて、
とてもじゃないがつぶし切れずに払った。
笹のトンネルを抜けたCO.950からは、
東側に遮るもののない光景が広がる。
夕張山地の核心部が荒々しくて美しい。
そんな風景を楽しみながら歩いて、
9時45分、『美唄山』。
即シャツを脱いでダニを確認。
すると衣服の外側上下に数匹が付いていただ
けではなく、
シャツの内側にも6匹が付着していた。
『美唄山』は西の樺戸山地と東の夕張山地の間に位置するため、
その双方の見晴らしがいい。
無風の中素晴らしい風景に見入りながらラーメンタイムとするも、
どうにも落ち着かない。
それはそこに漂うエゾシカの尿の臭いだ。
エゾシカが間違いなく頂上で尿を放っている。
そそくさとラーメンを食し、下山開始。
下山もまたダニとの戦い。
急斜面を下って古い作業道に下り立った時点で、
Hiromiとお互いの衣服をチェック。
するといるんだよねえ、なんぼでも・・・
その後は笹漕ぎがないので、ダニの心配はなくなった。
12時10分、登山口。
林道歩きで結構ウドが採れた。
そして最後のMTB走行でもそういう恵みに目が行ってしまう私は、
また途中で恵みを収穫してザックにくくりつけ、
12時35分、駐車地。
ここでもHiromiが「楽しかったなあ…」。
頼りになるMTB2台を屋根に積み上げて帰途に着いた。
江別に戻った後は、やっぱり「サイゼリヤ」でしょ~っ!
Hiromiが付き合ってくれたおかげでまたうまいワインを1.5ℓ飲み、
至福のひとときを過ごせたことに感謝!
いやあいい二日間だった。
気が付けば腰痛はどこに・・・?