北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.6.13 『ピンネシリ山』(1,100m) 暑さにバテバテ・・・
今週末は『夕張岳』金山コースを歩こうと決めていた。
ところが高温の予報だ。
長い樹林帯の中を歩くことになるので、
気温が高いのは勘弁だ。
金曜日の夕方Hiromi を向かえに行った時点で、
急きょ予定を変更した。
そしてMTBを積んでいたので、
『ピンネシリ山』の一番川コースに向かった。
ここ数年一番川キャンプ場奥の林道が、
災害による決壊で放置されたままだ。
それをMTBで走って登山口を目指すもの。
金曜日は一番川地区の近くで車中泊し、
土曜日の朝はゆっくり寝ていた。
それでもHiromiは「起きれ」と言うまで起きなかった。
一番川キャンプ場に向かうと、
キャンプ場手前で通行止めのバリケード。
これは先日見てわかっていたので、
今回は自己責任でこれをよけて、
中に入るつもりだった。
ところがよく見るとバリケードの裏側に、
登山者はよけて入ってくれと書かれていた。
更に一番川キャンプ場に着いて、
正直おどろいたのだが、
キャンプ場にはテントが幾張りも張られていた。
「なあんだ、閉鎖じゃねえのかよ!」
車の屋根からMTB をおろし、
準備を整えて8時15分、
キャンプ場最奥の駐車場をスタート。
この駐車場は去年まで地面が砂利だったのだが、
今年はきれいに舗装されていた。
林道入口にはロープが張られているが、
簡単に外して通過できる。
登山口までの約4kmの林道は、
少しずつ高度を上げていく。
従って登り一辺倒なので、
すぐに汗をかかされる。
傾斜がきついところは押して進む。
昨年まで車での通行が不可能だった箇所だが、
大型クロカン四駆が何度も往き来したためだろうか、
普通車でも通行できるようになっていた。
その他にも数ヵ所普通車では通過がきつい、
と思われる箇所があったが、
いずれも車の下回りをガツガツ擦る覚悟がおありの方は、
登山口まで車を乗り入れられる。
8時45分、登山口。
暑い!
既に汗でびっしょりよだ。
MTB をデポしてスタート。
MTB では常に遅れをとったHiromi が、
敵討ちみたいに歩きだし、
どんどん先を行く。
大汗かくのによ!
Hiromi の速度は衰えることがない。
とうとう見えなくなってしまい、
こちらとしては写真を撮ることができない。
撮りたいところで撮れないのでは、
私にストレスが生じる。
結局『待根山』との分岐まで、
ほとんど写真を撮ることができなかった。
これじゃあ一緒に登る意味がなく、
一人で登っても同じこと。
だからと言ってHiromi が、
私のスピードに合わせるとなると、
今度はHiromi がストレスを抱えることになる。
やはり考えどきかな・・・
『待根山』分岐からは160mの標高を、
急登で稼ぐことになる。
ただそこには楽しみがあった。
ハクサンイチゲの群落だ。
今年は雪融けが早かったのでもう遅いかなと思っていたが、
ちょうど盛期に間に合った。
10時50分、『ピンネシリ山』。(一等三角点:賓根尻山)
私がこのピークに初めて立ったのは、
中学一年の秋だった。
友達に誘われて当時住んでいた滝川市の、
市民登山会に参加したものだった。
もう53年も前の事だ。
その後陸上競技に没頭して、
高校三年の山形インターハイから戻った翌日、
自宅から砂金沢登山口まで自転車で行き、
二度目の『ピンネシリ山』に立った。
『ピンネシリ山』の頂上は、
ひんやりした風が少々強く、
黙っていると寒いくらいだった。
しかし下山を開始すると、
高度を下げるほどに暑くなり、
結局暑くてバテバテ。
66歳近くになってようやく気付いたよ、
俺って暑さに弱いんだぁ・・・
情けねえ~
12時40分、登山口。
ここから駐車場までの約4kmは楽だった。
ほとんど下りで、スピードを押さえるのが大変!
13時ちょうど、駐車場。
暑いが楽しい山行だった。