北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.6.28 『冷水山』(703m) 今年もシャスタ・デージーが見事だ!
土曜の夜は栗山の端で車中泊。
その夜何気なく後輩のY澤と連絡を取ったところ、
翌日曜日に我々が予定していた、
夕張の『冷水山』が未踏とのこと。
名前の付いた山には全て登ろうとしているY澤が、
我々の予定を知ってすぐに食いついてきた。
連日の雨予報に予定も立たずにいたらしい。
それで日曜の朝、遠路を走ってくることになったのだが、
これがまたいい時に来たもんだあ!
例年この時期はシャスタ・デージー(フランス菊)が、
「マウントレースイスキー場」の斜面いっぱいに咲き乱れる。
従って必ず一度はHiromiとそれを眺めることにしている。
かつてこのスキー場の斜面は、
ルピナスの花で埋め尽くされていた。
それに関してはこのスキー場を管理する、
過去の経営サイドが手を加えたようだ。
ところが経営が他に譲渡されると、
花々は放置されたままで、
色とりどりだったルピナスも、
青紫一色に染まっていった。
交配を重ねて作り出した色とりどりのルピナスは、
人が手を加えないでいると、
最後は青紫一色に戻っていくのだそうだ。
昔花き農家の方に聞いた話しだ。
そんなスキー場の斜面に、
いつの頃からかフランス菊が咲くようになった。
この花も繁殖力がひじょうに強く、
年を重ねるごとに数が増え、
今では遠くから眺めると、
まるで斜面を雪が降ったように白く染めるほどだ。
朝7時過ぎにY澤がやってきた。
予想より早い到着に驚いた。
早速身支度を整えて「レースイの湯」の駐車場をスタートした。
Y澤と歩くのはこれで3度目だが、
なんだかもっと以前から知っていたような気がする。
HiromiもY澤にはなついていて、
歩きながら話しがはずむ。
そしてシャスタ・デージーが咲き乱れる、
美しい斜面を目にしたY澤が感動する。
シャスタ・デージーの中に、
青紫のルピナスの花が混じっているのがまたいい。
辺りは終始霧雨模様で鬱陶しいはずなのだが、
Y澤の出現でその鬱陶しさも飛んでいった。
また、高度を上げるとガスが濃くなり、
晴れていたならもっと美しいであろうと想像させられる。
美しい花々と楽しい会話を楽しみながら歩き、
Y澤にとっては初めての三角点へ。
頂上には二等三角点があり、点名は「鹿の谷」。
ここでY澤がザックからスウィーツを取り出して頬ばる。
とにかく甘いもの大好きで、
昼食はスウィーツオンリーだ。
私とHiromiは空腹感がないので、
何も口にせずY澤を見つめるだけ。
下山もまた花とおしゃべりを楽しみながら歩く。
そして下山後はY澤が帰路どこかに登って帰ると言って、
早々に立ち去った。
私とHiromiは片付けを済ませて、
途中いつものようにコンビニに寄り、
早めの昼食を済ませる。
夕方の「サイゼリヤ」に備えて、
早い時間に昼食を済ませておくのだ。
雨に濡れっぱなしの二日間ではあったが、
それなりに楽しめる山行を終えられたことに感謝!