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2020.6.3 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~「932mP」  シシャモナイより20km歩行

 今日はMachiko と『樽前山』へ。

シシャモナイ(支寒内)から登りたいと言う、

Machiko の希望を叶えることにした。

ただ昨日の朝までは雲が多い予報だったため、

別の山に登る予定でいた。

そして私が家を出る夕方になって、

予報が快方に向かったので、

急ぎMachiko に変更を伝えた。

そして早起きと起きてすぐの運転が嫌な私は、

昨日の夕方支笏湖のシシャモナイに入り、

一人ゆっくりと酒を楽しんだ。

 今朝目覚めると、

新緑の奧に見える空が青い。

いい天気じゃないかあ!

土壇場で変更してよかった。

そして7時近くにMachiko がやって来た。

毎年必ず登っている『樽前山』だが、

私はもう長い間このルートからしか登っていない。

7合目の駐車場から最期に登ったのは、

おそらく10年以上前のことだろう。

7合目は人や車が多すぎて、

とんと足が向かなくなってしまった。

  7時20分、シシャモナイの林道ゲートをスタート。

これまで歩いてきた山々同様、

ここも新緑が美しい。

まるで緑のトンネルをくぐっているようだ。

そんな美しく飽きない林道を歩いて行くと、

一昨年の台風で発生した、

凄まじい数の倒木群に行く手を阻まれる。

その後それを回避するべく、

藪に入って大きく迂回していた。

ところが今日は前を離れて歩いていたMachikoが、

倒木群の中にどんどん入って行く。

そのうち行く手を阻まれて戻ってくるだろう、

と思っていたが戻っては来ない。

それで着いていってみると、

苦労はするものの、

どうやらこうやら通過することができた。

よく見るとじゃまで通行が不可能な箇所の枝が、

ノコギリで切り払われていた。

どなたかのご尽力によるもので、

大変ありがたく通過させていただいた。

その後コケの美しい樹林帯を抜け、

8時30分、溶岩台地。

そして目の前に溶岩ドームがドーンと現れる。

その角度から目にする初めての光景に、

Machikoは感動しきり。

「連れてきてよかった」と思える瞬間だ。

あとはほぼ一直線に外輪山へ向かう。

このルート中では外輪山への登りが一番きつい。

Machikoが遅れながら奮闘する。

9時30分、外輪山北の縁。

ここから振り返る支笏湖や『風不死岳』の風景が美しい。

きついノルマで熱くなった身体を、

心地よい風が冷やしてくれる。

ウィークデーなので人が少なくていい。

楽しく歩き、そして登り、

9時55分、『西山』。

記念撮影はMachikoにポーズを任せるが、

どれも65歳にはふさわしくない。

 『西山』から下りだすと、

溶岩ドームと『東山』が並んで見える。

私はこの雄大な風景が大好きだ。

ただこの頃になると西風が、

かなり強く吹き出したので先を急ぐ。

雄大な風景を眺めながら歩き、

10時45分、『東山』。

ここでもカメラの三脚を立てられないくらいの風が吹いていた。

『東山』からは「932mP」へ向かう。

この辺りの風景もいい。

東の真下には7合目登山口の駐車場が見えている。

山中には人がまばらだというのに、

7合目の駐車場は車がいっぱいだ。

やはりあそこには足が向かない。

もう二度と行くことはないかもしれない。

 「932mP」へは外輪山を北の端で外れ、

広々とした風景を眺めながら稜線を歩いていく。

急登だが見た目ほどは時間がかからない。

トントコ登って、

11時30分、「932mP」。

これで予定の縦走を締めくくる。

あとは下るだけ。

「932mP」から戻って、

外輪山とのコル近くで登山道を外れる。

そして外輪山の北斜面をトラバースしながら下り、

登路で使った踏み跡に当てた。

そこで昼食だ。

 昼食後はただ淡々と下った。

前を行く私に離れて着いてくるMachiko。

従って話しをすることもない。

なんだか昔の私とHiromiを思い出してしまった。

「いつもこうだったなあ」と。

14時ちょうど、駐車地。

全行程20km。

今日も楽しかったわあ~

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