北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.4.11 『本遠』(ほんえん・796m) シューパロ湖を眺める展望台へ!
このところ当別の「ふくろう湖」や、
三笠の「桂沢湖」に接してきたが、
いずれも結氷したままの湖を目にしていると、
急に夕張の「シューパロ湖」の風景を見たくなった。
また、しばらく夕張の山に登っていなかったことも、
つい夕張に引き寄せられる要因となり、
土曜の『喜文沢』下山後、
三笠の「湯元温泉」で汗を流し、
夕張市大夕張に移動して車中泊とした。
もう日没が遅くなり、
車中泊で遅い日暮れの風景を楽しむのがいい。
日曜日の朝6時35分、
「シューパロトンネル」三笠側出入り口にある、
シューパロ湖岸の駐車地をスタートした。
トンネル脇からアイゼン装着で、
すぐ急な尾根に取り付く。
もう融雪が進んでいるため、
笹がむき出しの部分を避けながら登って行く。
ただ、そんな笹が出ているところは、
ほんの下部だけのことだった。
あとはまだ積雪がたっぷり残った斜面を登って行く。
そしてCo.550で林道に上がる。
それからが大変で、
200mちょっとの標高を、
一気に稼ぐことになる。
斜度がきついクラスト斜面で転倒すると、
おそらく止まらないだろう。
Hiromiにいざという時の滑落停止動作を確認。
しかしねえ、そのHiromiが速いのさあ!
Hiromiは利き脚が私とは逆の左のようで、
右前方寄りに登って行く。
あまり先に行かれると、
いいポイントでの写真を逃してしまうので、
制止するのがゆるくない。
背後には夕張山地とシューパロ湖の、
見事な風景が広がっていく。
そんな風景を楽しみにし、
辛さに耐えて登る。
ところでそのHiromiだが、
先日行きつけのスポーツジムで、
体脂肪率を測定したところ、
なんと18%だったと言うのよ!
18%だよ、女性だというのに!
やはりサイボーグだった。
それだも置いていかれるわなあ・・・
きつい急登に耐え、
C0.760で明確なピークに上がった。
そこから進路を南にとるのだが、
笹がむき出しで少々笹漕ぎだ。
しかし短い距離で助かった。
広い大地に出て前方に見えるピークを目指す。
この辺りの風景も広々として、
大変気に入っており、
何度も立ち止まって写真を撮る。
そして最後は稜線状の尾根を南進し、
8時30分、二等三角点「本遠」。
この三角点ピークに立つのは5度目か?
その多くがこの日のように晴れていた。
夕張山地とシューパロ湖を眺める展望台に立ち、
Hiromiと二人「今日はここに登ってよかったなあ」、
と会話がはずむ。
下山もまた素晴らしい風景を眺めながらだが、
「760mP」からの下りは、
スリップして転倒することを回避するべく、
慎重に、慎重に下った。
Hiromiがビクビクしながら下るのがこわい。
それでも尻もちをつくこともなく、
安全に下り、
9時45分、駐車地。
二日間素晴らしい天候の中を、
この上ない風景を楽しめたことに感謝し、
誠に豊かな気持ちで帰途に着いた。
夕方の反省会では両日の写真を見ながら、
楽しい思い出話しに花を咲かせた。