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23023.11.18 『湯ノ沢』(264m)  小春日和の中で林道歩き

 

 晩秋から初冬へと時が流れゆく今、

仕事が繁忙期に入り、

既に土曜日は出勤となっている。

年に250日前後の休日があった、

新型コロナウィルス禍の3年間がなつかしい。

そんな繁忙期を迎えたが、

まだ11月中の18、25日の土曜日は、

有給休暇を申請した。

ほぼ自由に休みを入れられるところが、

今の職場の良いところ。

仕事がきついわけではないし、

辛いわけでもなく、

ただ居れば小遣い稼ぎになる。

 週末の土曜日は、

Hiromiと樺戸山地へと出かけた。

前週向かおうとしたところだが、

大雪に驚いて引き返した。

 当別町青山から道々11号線にのり、

石狩市厚田区方面に向かう。

すると標高が上がって行き、

当別町と石狩市の境界線を越えると、

緩やかに下りだす。

そこで間もなく現れる、

左手の「古潭越林道林道」入口を駐車地とした。

 ゲートを越えて歩き出す。

前週この辺りでは、

雪がかなり積もったであろう。

しかしそれもほとんど融けてしまっている。

残った雪の上にはヒグマの足跡が続く。

雪が積もったからわかる足跡だが、

雪がなければ全く分からない。

つまりいつでも林道上を我が物顔で歩く、

北海道における百獣の王!

 先日来この週末は雨にたたられる予報が続いていた。

それが直前の前日夜になって、

この辺りは降らない予報に変わった。

それで今年暑かった時期に、

辛さをこらえて歩いたこの林道を、

気持ちよく歩いてみたくなった。

それが今回ここに決めた理由だった。

 道々を走っているときは、

ちょうどこの辺りの上空を、

真っ黒い雲が覆い、

「雨に当たるかなあ?」、

と心配したが、

林道入口に着くころには、

次第に晴れて青空の面積が広がった。

雲が切れて太陽が顔を出すと、

気温は一気に上がる。

そして大変気持ちの良い小春日和となった。

陽射しが柔らかく、

風もないのでうっとりするほど心地よい。

 ゲートから3km近く歩くと、

分岐となり広い土場が現れる。

昨年はこの土場に切り出された木材が、

山と積み上げられていた。

それが今は全て搬出され、

広々としている。

 ここまでけっこうなアップダウンを繰り返してきた林道は、

この土場から登り一辺倒になる。

そして500mほど歩いて藪に入った。

もうピークはすぐ上で、

薄い藪を抜けて、

二等三角点「湯ノ沢」

何度目のピークだろうか?

Hiromiも一度連れて立ったピークだと思うのだが、

当のHiromiは「初めてのピーク!」

と言い張るんだわぁ・・・

また、季節がら樹木の葉が落ち、

西側の風景を望むことができた。

その中に先日歩いて目にした風車二基が見えていた。

この「湯ノ沢」はそこから、

ほぼ真東に位置していることがわかった。

遠く二基の風車を目にしたHiromiが、

「あそこもいいとこだったねえ」

とつぶやいた。

 下山は同ルートを引き返した。

そしてまた小春日和の中の、

気持ち良い林道歩きを楽しんだ。

そして駐車地に着くと、

まだ午前中!

直近のもう一座に登りましょう!

 

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