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2024.7.14 『芽奈野』(メナノ・237m)  快晴の下で崩壊地風景検証

 前週の「鬼子」登路の林道から、

6年前の「胆振東部地震」で崩壊した無数の斜面が、

ほとんど緑に染まったのを目にし、

他の山域でも同じように、

緑が崩壊斜面を覆ったのか、

と気になり、

それを検証するため、

昨日の朝厚真町に向かった。

 毎年7月の繁忙期は、

土曜日が全て出勤となるばかりか、

祝日である「海の日」さえ通常勤務となる勤め先だったが、

今年行政指導が入ったらしく、

年間の休日数が10日増えた。

そのおかげで一昨日の土曜日は出勤したものの、

「海の日」は休みということになり、

日~月曜日が連休となった。

しかし世の中は三連休であるため、

Hiromiは以前から予定していた表大雪の山旅へと、

土曜日の朝出かけて行った。

 厚真町で高丘地区に入り、

奥地から「幌内高丘林道」にのった。

そして林道の斜度が増す直前を駐車地とした。

この日は快晴で、

スタートした8時でも、

もうかなり気温が上がっていた。

 「幌内高丘林道」は、

初めて足を踏み入れた4年前、

そのほとんどが「胆振東部地震」で崩壊し、

林道の面影さえうかがえなかった。

それが復旧工事を3年前に終え、

今は厚真町幌内と高丘地区を行き来できるようになった。

ただ、過疎の自治体故人口も少なく、

この林道を走る車はめったにない。

この日も車が通ることはなかった。

 林道を歩き出すと、

周囲に地震の崩壊地が現れる。

しかしその光景は「鬼子」のルートで目にしたものとは違い、

ほぼ地震直後の崩壊した斜面がそのままの状態で、

削られた地肌を見せていた。

その後林道を離れて送電線の作業道に入るが、

そのルート中で目にする光景も、

やはり崩壊斜面が地肌を見せて、

何ら変わることのない風景が広がっていた。

それは誠に迫力ある風景で、

何度見ても見入ってしまう。

 無数に点在する崩壊斜面を眺めながら、

送電線を支える鉄塔が建つピークに着いたが、

この三角点である「芽奈野」(四等)は、

まだ標石を目にしていない。

濃い笹に阻まれて見つけられないのか、

土中に埋もれて見つけられないのかは不明だが、

この日は暑くてそれを探す気になれなかった。

そして即下山を開始。

下山はルートを変えて、

他の作業道を利用したが、

年々笹が濃くなり、

もうそろそろ利用できなくなりそうだ。

 笹をかき分けて駐車地のそばで林道に下り立った。

車に戻って汗で濡れた衣服を着替えたが、

車が来る気配もないので楽なもんだ。

暑さに耐えてもう一座!

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