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2024.7.14 『虚無僧山』(コムスヤマ・198m)  風通しの良い伐採地へ!

 

 日曜日の朝「芽奈野」から下山すると、

時刻はまだ10時をすぎたところ。

時間的にもう一座だが、

カンカン照りの陽射しが強く、

暑くてきつい状態だった。

それで風通しの良い山という選定で、

同じく厚真町の伐採地が広がる「虚無僧山」に登ることにした。

暑いからそのまま帰途に着いてもいいのだが、

体に染みついた山登りには、

別の目的もある。

それは安心して酒を飲むこと!

自分の中には十分身体を動かさなきゃ飲んじゃいけない、

という暗黙の決めごとがある。

 厚真町富里で道々脇の林道に入った。

すぐエゾシカの防護柵扉が現れるので、

それを開けて中に入り、

すぐそばを駐車地とした。

伐採の際土場として利用されたようで、

広く空けられている。

 カンカン照りの中をスタート。

暑い!

しかし周囲の風景は、

青空と緑がとにかく美しい。

短い樹林を抜けると広い伐採地が広がる。

そしてそよ風が気持ちよく吹いてくる。

ただ体力的にはボロボロ。

ホント、歳とともに暑さに弱くなった。

 広く美しい伐採地を過ぎると、

一旦樹林の中に作業道が続く。

そして第二の伐採地が現れる。

これは昨年新たに伐採たれたところだ。

しかしそこに出るのは後の楽しみとして、

作業道を離れて藪に入った。

薄い藪の中を直登する。

すると暑さに耐えて、

三等三角点「虚無僧山」。

今年の5月に雨から逃げて、

Hiromiとここに立っている。

 北に向かって登ったピークだが、

今度は西に向かって尾根筋を進む。

そして200mほど歩くと、

突然樹木が切れて、

第二の伐採地に飛び出す。

標高こそ低い里山だが、

素晴らしい風景が広がる。

期待通りに心地よいそよ風が、

熱しきった体を冷やしてくれる。

木の切り株に腰をおろし、

美しい風景を眺めながら、

のんびりと昼食を摂った。

ふと空を見上げると、

鷲が旋回していた。

シッポが白いから「オジロワシ」かい?

それを高速系の鳥が追いかけて、

ちょっかいを出していた。

また、太陽に目をやると傘をかぶっている。

なんだか予期せぬものを見られて得をした感じだ。

 下山は第二の伐採地から作業道に下り、

そのまま作業道を歩いて駐車地へ。

途中で一ヶ所、

固い路面にヒグマの爪痕だけ残っているのを目にした。

 駐車地に着くと、

直前に登った「芽奈野」で使用したトレッキングブーツが、

既にカラカラに乾いていた。

暑さに疲れ切った体を、

車のエアコンで冷やしながら帰途に着く。

そして帰宅後冷えた“クリアアサヒ”を、

一気に喉に流しこんだ!

うっ、うめーっ!!

 

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