ケニア山その2
12月28日、いよいよケニア山クライミングの始まりだ。これがしたくて、俺は遥々日本からやってきたのだ。ケニア人ガイドはちょっと年配に見える方である。このガイドはトレッキングガイドでクライミングガイドは別な人がやる。標高3050mのメットステーションから、4200mのマッキンダースキャンプに向って歩き出す。コンクリートで舗装された道をしばらく登る。舗装は観測施設までだった。日本の景色のような竹林があった。数年前、道に迷った登山者がタケノコを食べながら数日間生き続け、救助された話を聞いた。ケニア山は赤道直下の山で、下部はキリマンと同じように、やはり熱帯雨林である。ポーターの荷物の背負い方もタンザニアとはちょっと違う。タンザニアは頭に乗せるが、ここは自分の荷物はザックに入れ、客の荷物はそのザックの上に乗せている。所変われば背負い方も変わるのだと面白く思った。やがて泥の道となったが、よく場所を選んで歩けば、靴を水没させてしまうこともなく歩いていける。しかし、天気悪くガスのため先が見えず、どこまでこの泥道が続くのか果てしなく思える。
ぬかるみに備え一休み
このような湿原がしばらく続く
ここで一休みする人が多い。ゴミを捨てないで、とプレートに書いてあった
しばらくすると道は山腹を巻くようになり、泥道から解放された。左下からマッキンダース川の沢音が近づいてくるがガスで見えない。
この植物はジャイアントロベリアの子供かな?
雨が上がってきた
ジャイアントセネシオの林の中を行く
雨も上がり、時折ケニア山のバティアン峰とネリオン峰が見える。ヨーロッパのシャモニ針峰群を彷彿とさせる素晴らしい岩峰である。
バティアン峰(左)ネリオン峰(右) スケールの大きな岩壁登攀が期待できそうだ
いくら赤道直下とはいえ、5000mを越える山、壁には雪が付いて冬壁のようだ
やがて、橋でマッキンダース川を右岸に渡る。このあたりからガスの切れ目にマッキンダース小屋が見えてきた。小屋の近くになると岩の上に、ネズミを大きくしたようなハイラックスがいた。それもあっちこっちたくさんいる。約6時間の歩行でマッキンダースキャンプに着く。
マッキンダースキャンプ入口
マッキンダースキャンプ
ネズミを大きくしたようなハイラックス
日が差してきたらケニア山に虹がかかった
ケニア山その3に続く ガストンガニマタ
12月28日、いよいよケニア山クライミングの始まりだ。これがしたくて、俺は遥々日本からやってきたのだ。ケニア人ガイドはちょっと年配に見える方である。このガイドはトレッキングガイドでクライミングガイドは別な人がやる。標高3050mのメットステーションから、4200mのマッキンダースキャンプに向って歩き出す。コンクリートで舗装された道をしばらく登る。舗装は観測施設までだった。日本の景色のような竹林があった。数年前、道に迷った登山者がタケノコを食べながら数日間生き続け、救助された話を聞いた。ケニア山は赤道直下の山で、下部はキリマンと同じように、やはり熱帯雨林である。ポーターの荷物の背負い方もタンザニアとはちょっと違う。タンザニアは頭に乗せるが、ここは自分の荷物はザックに入れ、客の荷物はそのザックの上に乗せている。所変われば背負い方も変わるのだと面白く思った。やがて泥の道となったが、よく場所を選んで歩けば、靴を水没させてしまうこともなく歩いていける。しかし、天気悪くガスのため先が見えず、どこまでこの泥道が続くのか果てしなく思える。
ぬかるみに備え一休み
このような湿原がしばらく続く
ここで一休みする人が多い。ゴミを捨てないで、とプレートに書いてあった
しばらくすると道は山腹を巻くようになり、泥道から解放された。左下からマッキンダース川の沢音が近づいてくるがガスで見えない。
この植物はジャイアントロベリアの子供かな?
雨が上がってきた
ジャイアントセネシオの林の中を行く
雨も上がり、時折ケニア山のバティアン峰とネリオン峰が見える。ヨーロッパのシャモニ針峰群を彷彿とさせる素晴らしい岩峰である。
バティアン峰(左)ネリオン峰(右) スケールの大きな岩壁登攀が期待できそうだ
いくら赤道直下とはいえ、5000mを越える山、壁には雪が付いて冬壁のようだ
やがて、橋でマッキンダース川を右岸に渡る。このあたりからガスの切れ目にマッキンダース小屋が見えてきた。小屋の近くになると岩の上に、ネズミを大きくしたようなハイラックスがいた。それもあっちこっちたくさんいる。約6時間の歩行でマッキンダースキャンプに着く。
マッキンダースキャンプ入口
マッキンダースキャンプ
ネズミを大きくしたようなハイラックス
日が差してきたらケニア山に虹がかかった
ケニア山その3に続く ガストンガニマタ