ブナ林
筑波の山頂付近。
それは標高750mほどからはじまる。
ブナ林。
氷河期が終わり、冷温期・関東平野に広がってきたそれが、温暖期に筑波山頂部に取り残されたものとされています。
その数約7000本。
日本の落葉広葉樹を代表するブナは、全国的に見ると北海道から鹿児島まで広く分布し、冷温帯の代表的な樹木。
しかし太平洋側では大規模な群落が発生せず、筑波山のブナ林は珍しいものといえます。
そんな筑波山のブナ林を研究、管理保全しようという運動も進んでいます。
ブナの1本1本につけられた固体認識のプレ-トもその一環。
冬枯れのブナ林に木枯らしが吹き渡るとシャラシャラと美しい音色が波打つ。
まるでブナの木が謳っているかのようでもある。
sak