八ヶ岳 阿弥陀岳広河原沢アイスクライミング
当会のアイスクライミングの大先生、Gをリーダーに今冬初めての
アイスクライミングの練習の場に選んだのは八ヶ岳の広河原沢だっ
た。G大先生の下、集まったのは、Y、S、ガストン、会員外の吉
氏、のサムライ達であった。
12月21日夜、小淵沢道の駅に集まった5名のサムライは、忘れるこ
となく宴会を執り行う。これで明日の早い出発は無くなった。若い
連中には申し訳ないが、今の私は山より宴会の方が好きなんです。
すんません。
12月22日、殆どの人が出発してしまい静かになった舟山十字路を歩
きだす。今回はテントを上げず、2日間とも車から往復する予定で
ある。G先生の指導により右俣クリスマスルンゼを目指す。例年よ
り雪が多く感じる。出発が遅いのだから混雑しているだろうとの予
想は的中したが、思ったより待ち時間がすくなかった。
これがクリスマスルンゼです
上の傾斜の強い滝をYがリード
クリスマスルンゼという名
前は立派だが滝も小さく、滝の傾斜はあるが既にボコボコで階段状
である。これを登り、上部を偵察に登ってみるが、雪が多いせいな
のか滝らしい滝がない。これといった練習もしないうちに帰る時間
になってしまった。結局、この日登ったのは2ピッチだけだった。
不完全燃焼を感じながら、長い道のりをトボトボと戻ると、暗くな
る寸前に車に着いた。クライミングが不完全燃焼でも宴会はきっち
り完全燃焼であった。G大先生の居眠りをきっかけに早々シュラフ
に入る。
12月23日、今日は完全燃焼をすべくヘッドランプで出発する。目指
すは左俣。もう若いサムライの速い足にはついていけない。いよ
いよ俺の山行は先が見えたかな?と最近感じることが多くなった。
今日は真面目にヘッドランプで出発だ
左俣に少し入った所に小さい滝と釜があった。右岸を巻けるのであ
るが、釜を渡れば簡単に登れそうだ。G先生が釜を渡る。氷がミシ
ミシと音がしたが行けた。次に吉氏が行く。音はしない。単独の人
が行く。これも音はしない。Yが行く。ドボーン。やっちゃったあ
ー、氷が割れて完全に釜に落っこちてしまった。靴を脱いで靴下を
絞る。気温はマイナス7度。これで稜線に抜けるのを諦めるほかな
い。
いくつかの滝を登って行く(アイスクラミングが楽しくてしょうがない吉氏)
アイス初めてのSも順調に登ってくる
ビレー中のガストンの写真をアップ(めずらしいでしょう)
それよりYの足の具合では早々に下山しないと凍傷にもなりか
ねない。いくつかの滝を登り、やがて少し大きな滝が出てきた。こ
れが大滝かな?傾斜は80度というところだろう。ここは吉氏のリー
ド志願で登ってもらう。ガンバ、ガンバ、と声をかける。頑張って
登りきる。まだ慣れていないので良い勉強になったと思う。そのこ
ろ単独の人が降りてきた。
大滝リードの吉氏
大滝を登るY
大滝の登り方をデモするG大先生
初めてのアイスに緊張のS
この滝の上に行ってみたが滝らしい滝は
ないとの話。雪が多いので埋まってしまったのかもしれない。我々
もこの滝の上から下降することにした。結果的に、リードの吉氏だ
けがザックを背負って登り、後のフォローは全員空身で登ることに
なった。アイスクライミング初めてのSも順調に登り下降に移る。
二俣までに6回位の懸垂下降をしただろうか。無事に車に辿りつく
。Yの足も凍傷にならず良かった。G先生と吉氏のアイスコンビは
意気投合し、なんか年末年始のアイスクライミング行も話がまとま
ったようだった。お疲れ様でした。
正月山行の相談をするGと吉氏
12月22日 舟山十字路(8:10)-二俣(9:20~9:40)-クリスマスルンゼ
(10:20~14:45)-二俣(15:15~15:35)-舟山十字路(16:25)
12月23日 舟山十字路(5:50)-二俣(7:00~7:20)-大滝(?)-二俣(15
:15~15:35)-舟山十字路(16:25)
ガストンガニマタ
当会のアイスクライミングの大先生、Gをリーダーに今冬初めての
アイスクライミングの練習の場に選んだのは八ヶ岳の広河原沢だっ
た。G大先生の下、集まったのは、Y、S、ガストン、会員外の吉
氏、のサムライ達であった。
12月21日夜、小淵沢道の駅に集まった5名のサムライは、忘れるこ
となく宴会を執り行う。これで明日の早い出発は無くなった。若い
連中には申し訳ないが、今の私は山より宴会の方が好きなんです。
すんません。
12月22日、殆どの人が出発してしまい静かになった舟山十字路を歩
きだす。今回はテントを上げず、2日間とも車から往復する予定で
ある。G先生の指導により右俣クリスマスルンゼを目指す。例年よ
り雪が多く感じる。出発が遅いのだから混雑しているだろうとの予
想は的中したが、思ったより待ち時間がすくなかった。
これがクリスマスルンゼです
上の傾斜の強い滝をYがリード
クリスマスルンゼという名
前は立派だが滝も小さく、滝の傾斜はあるが既にボコボコで階段状
である。これを登り、上部を偵察に登ってみるが、雪が多いせいな
のか滝らしい滝がない。これといった練習もしないうちに帰る時間
になってしまった。結局、この日登ったのは2ピッチだけだった。
不完全燃焼を感じながら、長い道のりをトボトボと戻ると、暗くな
る寸前に車に着いた。クライミングが不完全燃焼でも宴会はきっち
り完全燃焼であった。G大先生の居眠りをきっかけに早々シュラフ
に入る。
12月23日、今日は完全燃焼をすべくヘッドランプで出発する。目指
すは左俣。もう若いサムライの速い足にはついていけない。いよ
いよ俺の山行は先が見えたかな?と最近感じることが多くなった。
今日は真面目にヘッドランプで出発だ
左俣に少し入った所に小さい滝と釜があった。右岸を巻けるのであ
るが、釜を渡れば簡単に登れそうだ。G先生が釜を渡る。氷がミシ
ミシと音がしたが行けた。次に吉氏が行く。音はしない。単独の人
が行く。これも音はしない。Yが行く。ドボーン。やっちゃったあ
ー、氷が割れて完全に釜に落っこちてしまった。靴を脱いで靴下を
絞る。気温はマイナス7度。これで稜線に抜けるのを諦めるほかな
い。
いくつかの滝を登って行く(アイスクラミングが楽しくてしょうがない吉氏)
アイス初めてのSも順調に登ってくる
ビレー中のガストンの写真をアップ(めずらしいでしょう)
それよりYの足の具合では早々に下山しないと凍傷にもなりか
ねない。いくつかの滝を登り、やがて少し大きな滝が出てきた。こ
れが大滝かな?傾斜は80度というところだろう。ここは吉氏のリー
ド志願で登ってもらう。ガンバ、ガンバ、と声をかける。頑張って
登りきる。まだ慣れていないので良い勉強になったと思う。そのこ
ろ単独の人が降りてきた。
大滝リードの吉氏
大滝を登るY
大滝の登り方をデモするG大先生
初めてのアイスに緊張のS
この滝の上に行ってみたが滝らしい滝は
ないとの話。雪が多いので埋まってしまったのかもしれない。我々
もこの滝の上から下降することにした。結果的に、リードの吉氏だ
けがザックを背負って登り、後のフォローは全員空身で登ることに
なった。アイスクライミング初めてのSも順調に登り下降に移る。
二俣までに6回位の懸垂下降をしただろうか。無事に車に辿りつく
。Yの足も凍傷にならず良かった。G先生と吉氏のアイスコンビは
意気投合し、なんか年末年始のアイスクライミング行も話がまとま
ったようだった。お疲れ様でした。
正月山行の相談をするGと吉氏
12月22日 舟山十字路(8:10)-二俣(9:20~9:40)-クリスマスルンゼ
(10:20~14:45)-二俣(15:15~15:35)-舟山十字路(16:25)
12月23日 舟山十字路(5:50)-二俣(7:00~7:20)-大滝(?)-二俣(15
:15~15:35)-舟山十字路(16:25)
ガストンガニマタ