2018年11月23日(土曜日) 天気:快晴
メンバー:szt(L)、kim(SL)、yuka、りりぃ
ルート:上級 御岳登山口7:00-御岳9:10-丁須の頭の肩10:15-丁須の頭(ハンマーヘッド)11:25-第二不動の滝12:48-鍵沢登山口13:42-駐車場13:50
11月3日に西大星北稜から見たハンマーヘッド。関東に戻ってまだ日が浅い私には衝撃的な景色であった。
なんともそそられる岩峰!しかも頂上に人が立っているのが見えるではないか。
バリエーション好きの私はもう一目惚れ ドーパミンだかなんだかわからないけど、脳内フェロモンが洪水状態でいつの日か自分があの頂に立っている姿を想像していた。
あれから20日がたち、妄想は現実となる
麻苧ノ滝駐車場にて前泊。日本海側は雪予報といlこともあり、流石に明け方は寒くて夢うつつ。
カサカサと風に舞う枯葉の音ばかりが聞こえる。6時に起床。テントの外に出てみれば、サプライズなプレゼント。目の前の山が真っ赤に朝焼けして美しい。ここでモルゲンロートが見れるなんて、今日はまさしくハッピーデイ。続々と数パーティーの車が到着。お目当てはみんな一緒だろうから、大混雑まちがいなしだ。
7:00御岳ルートにて出発。石仏が所々に鎮座している。麻苧ノ滝側壁や岩壁に鎖がかかっている個所を登っていく。確かにこのルートは、地図でも危険マークがいっぱいついている(;´・ω・)
最近はすごい勢いで山行を重ねて、確実に実力を上げているYukaさんもしっかりとした足取りで岩稜帯を通過。
御岳の途中の大きな岩穴。誰かビバークしたのかな、焚火の跡も。
9:10御岳山頂。表妙義のギザギザな山並みも見える。あそこも行かなきゃ♪
進行方向に目をやれば、丁須の頭が高く聳え立つ。もうすぐだ。
ここからは、以前にも増してかなりの急登をあえぐようにして登ったり、やせた岩稜、連続する鎖場と気が抜けない箇所が続く。
稜線は風が吹いて体温が奪われ、薄手のウインドブレーカーを着ていて丁度よかった。
余裕のピース(*^^)v
余裕綽綽♪
もうすぐよ。がんばれー(^^)/
丁須の肩まで上がる。鎖は使わないでも手がかり足掛かりは豊富。だけど、もうお腹ペコペコで堪らなかったから鎖を使って時短でさっさと登った。いつもはそんなに食べない私だが、やはり山登りでの消費エネルギーは半端ないようだ。食べても食べてもお腹が空く。上がったところは少し開けていてゆっくりと腰を下ろして休むことができた。その間にも続々とハイカーが上がってきて丁須の頭の肩は大賑わい。でも、大方の人は眺めるだけで満足してハンマーヘッドには登らずに下山していかれた。
準備はいいかい?
私とYukaさんは、念のためにロープを出していただき安全を担保する。先にsztさんがロープを引いて鎖も使わず登っていく。流石です!丁須の頭は、最初の一歩が核心で、空中に身を投げ出すようにしないと足がかからないから勇気が試される。鎖だけならちょっと怖い。
Yukaさんも多少奮闘したようだが、しっかりと丁須の頭まで登ってきた。kimさんは待ちくたびれたのか、登る気がうせちゃったと言われていたが、本当はどうなのかな。私たちの写真を撮ってくれるためなんじゃないかと思うと感謝しかない。
まだかなー?
見事な「命」 やり遂げましたね
幅の狭い丁須の頭の頂上
思いは伝わった。片思いからの脱却。
下降は懸垂でスルスルっと肩の下まで安全に降りる。Yukaさんも緊張の面持ちではあるものの上手に降りてきた。後は装備を解いて下山だ。
鍵沢のコルからU字溝状のルンゼに長い鎖が連続してかかっている。Kimさん、下るのもめちゃ早いなぁーーー。下山道は山の木がすべて落葉しているため、ふかふかだ。日差しもそこそこ差し込み、風もないので軽快に下れる。すごく気持ちいい。小鳥の声は聞こえなかったが、代わりに私のザックからジオグラフィカの「ぴよぴよぴよ♪」が定期的に聞こえてきていたのが、なんか可愛かった。
鍵沢コースは最後の最後にロープやはしごの少しいやらしい箇所があるけど、ケガすることもなく無事で下山できて本当に良かった。そうそう、木に熊の爪痕???らしきものがあった。登山口の看板にも「熊出没注意」ってあったから怖いね。
下山後は峠の湯¥600で汗を流し、名物おぎのやの峠の釜めしを食べる。ちなみに持ち帰った釜めしの容器は、現在我が家の梅干し入れとなって活躍している。
~~~付記~~~
りりぃさん丁須ノ頭,おつかれさまでした~.もっと大渋滞してるかと思ってましたけど,頭に乗っかる人は少なかったっすね~.りりぃさんの華麗なるクライミングも見事でしたし,頂上で全然ビビってないのはさすがっす!!
ところで,誰かさんの頂上での「命」(←しかし古いっすね~),完全にへっぴり腰ですね~.これから「炎」とかをやってくれる猛者が我が会から出現することを期待しましょー.
szt