きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

迷子

2011-07-13 11:40:39 | ブログ

先日、私が「coco壱」の帰りにコンビニに寄り買い物をした後に家の近くまで戻ってくると、一人のおばあちゃんが右往左往していました。

かなり困っているようなので、お話を聞いてみることにしました。

私「どうしたんです?」

ばあちゃん「えーとね、あなたより大きい誰でもわかる物が建っていて、面白い糸がたくさんある場所に来て、私の番はあるんだけど、時間がかかるからって言われてね・・・」

私「・・・あの、どこへ行こうとしていたんです?」

ばあちゃん「東京のはずれの、駅がとても大きくて、みんなが楽しく遊んだりしている人がいたりね・・・」

私は、これはこのばあちゃんは認知症が入っているのかも・・・と思い始めました。

ばあちゃん「みんな見当がつかないんですけどね、随分この周辺も変わっているみたいで」

これではいつまでもらちがあきません。

私「おばあさん、どっから来ました?駅とかバス亭とか。あとは、ご家族は家にいます?住所を教えてもらえますか?」

ここまで聞いても、先ほどの答えを繰り返すのみ。

こりゃまいったな・・・と思ったところであることを思い出しました。

そうです、困った時は警察へ。

ちょうど交番は駅前にあります。

ばあちゃんには「とりあえず駅前に行きましょう、交番も近くにあるのでそこで聞いてみましょう」と説明して、一緒に駅まで行くことにしました。

なぜ一緒かというと、一人で行かせるとまた迷子になると思ったからです。

すでに時刻は20時半をまわってました。

とりあえずは荷物を家に置いて、ばあちゃんを駅まで案内することに。

我が家は急な坂を登ったりしなくてはならず、通常でも駅まで10分はかかります。

ばあちゃんの足だとそれ以上にかかります。

坂を登るだけでも息もたえだえ・・・。

登りきった場所に自動販売機がありましたので、そこで一休憩することにしました。

私「何か飲まれますか?お金は出しますから好きな物を言ってください」

ばあちゃんは財布を出すふりはしてましたが、そのままひっこめて「そうですなあ、何か色付きがいいですね」と探してました。

しかし、夜なので見づらいらしく、「何でもいいです」となりました。

とりあえず、ばあちゃんには「麦茶」で私は「水」を購入。

歩きながら飲みつつ、見覚えのあるかどうかをばあちゃんに確認します。

でも、なんともなぞなぞのような、雲を掴むような話を繰り返すばかり・・・。

そうこうしているうちに交番に到着。

でも、おまわりさんがいません。「不在」の看板もないので建物の中にでもいるのかもと思っていると、ばあちゃん「時間が遅いから帰ってしまったのかもしれないですね」

いやいや、そんな営業時間?はないと思いますよ。ばあちゃん。

「いや、警察は24時間営業ですから」と説明する私も何かコンビニでも説明するような感じです。

ようやく、奥から出てきたおまわりさん。

事情を説明して、おまわりさんより「もういいよ」といわれたのですが、ばあちゃんが不安そうなので、しばらくは一緒にいることに。

おまわりさんからは見つけた場所と私の住所、氏名、連絡先を聞いて引き取ってくれました。

それから1時間後、おまわりさんより連絡があり、無事におばあちゃんは息子さんに迎えに来てもらえることになったそうです。

その際、ばあちゃんの息子さんよりお礼の連絡すると思うけど、連絡先を教えていいか?と聞かれました。

うーん、別にお礼はいいですよと返答すると、それでは「近所の人が助けた」と伝えることになりました。

なんだか「正義の味方」みたいな感じです。

しかし、これからも高齢者の迷子って増えるんでしょうね、本人達はかなり不安がってました。

しっかり、じっくりと聞いてあげる姿勢だけで、相手は心を開いてくれます。

とりあえず、今回は無事解決したことと、対し方がわかっただけでも良かったです。

コメント (1)
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