テレビドラマやCM、歌謡曲などはその時代の世相を反映します。
今回はバブル時代のCM集を発見しましたので紹介します。
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YouTube: バブル CM CM集 (TV ads at Japan's bubble economy)
ちょうど今から20年ほど前くらいでしょうか。
最近の日本経済はようやく明るさが見え始めて、有効求人倍率も上昇してきているようで、これまでの緊縮した暗い時代からなんとか抜け出そうとしてきてます。
バブル時代の経済慣行と現在の経済慣行を一緒にはできません。
労働条件の多様化、通信環境の多様化、価値観の多様化などを考えてみれば、同じ国民とは思えないくらいに変化しております。
さすがに10年一昔とはよく言ったもんです。
それが倍ですから。
動画を観るとわかりますが、とにかく元気です。
飲料水もそうですが、お酒に自動車、カメラ、ビデオカメラに銀行系のクレジットカード、ウォークマンやコンポなどの音楽系機器、あとは不動産。
自動車だってマツダ、スバル、三菱、日産など現在のトヨタやホンダだけではありません。
音楽系もソニーだけではなくAIWAもこの頃売り出しております。
銀行はとくに顕著です。
たしかメガバンクとして合併一番乗りだったのが95年ごろの三菱銀行と東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)です。
かつては都市銀行は10何銀行ほどありました。
現在は3大メガバンク(三菱東京UFJ、みずほ、三井住友)でそこにりそなが加わるくらい。
もちろん地方銀行も健在ですが、随分と再編されたもんです。
あとはゼネコン系のCMが減りましたね。
実際、企業も減ってしまって東日本大震災の復興でゼネコン企業が不足してなかなか対応できていないということも聞いてます。
あとは鉄道(とくにJR)がCMを流してます。
現在でも流してますが、ちょうど分割民営化直後だからかとくにJR東海が頑張ってますね。
私の記憶では90年代終わりまでJR東海のCMは「シンデレラエクスプレス」で頑張っていたと思います。
スキーシーズンとかはJR東日本が頑張るのですが。
懐かしいもんです。
いまではCMで出てくるパチンコやら宗教法人はあまり出てません。
もっとも、不動産系などはそうですが、現在はインターネットの動画サイトにてCMを行ってます。
たぶん若い世代はこちらを閲覧するでしょうし、CM料もテレビと較べて安いのでしょう。
費用対効果を考えれば妥当だと思います。
このCM集には私が好きなCM(日本酒)が入ってました。
私は日本酒はあまり嗜みませんが、このCMと曲が私は非常にお気に入りなのです。
さて、懐かしいCMを拝見して感じたこと。
かつての30代(現在の私も30代後半)は色々と忙しく活動的だったことです。
翻って考えてみると、当時よりもある意味では自由ではありますが、おそらく年収もそうですけども精神的にはストレスごとが多いように感じられます。
よりシビアになったとも言えますが、組織が変に「結果責任」を強く主張するようになったとも思います。
私は社会人になってから教わったこと。
それは、大概の人が一人前になるまでには最低でも3年はかかること。
そしてその人が管理者としてなるにはもう2年(トータル5年)は最低でも必要だということです。
もちろん、要領の良い人はもっと早く習得できますが、世の中そんなに要領のよい人なんてそうそうは居ません。
なにせ私自身が勉強嫌いの不器用な人間ですから(笑)
自分にできないことを人には言えません。
これは言えません。
だって説得力がないから(笑)
説得できないことを言ったらそれは強要ですからね(笑)
昔の部活動(私はこれが大嫌いでした)ではこの強要が多かったですから。
やれ練習中には水を飲むなとか、ある意味で根拠の無い馬鹿馬鹿しい(科学的根拠があっても馬鹿馬鹿しい)ことがありましたから。
精神論で言えば正しい部分もありますけど、実際の選手達の体力等を考えると無理強いしていることが多いのです。
もちろん、鍛えるってことを考えれば採用する部分はありますけど、それで犠牲にもなるし、現在の教育現場だとそれが「体罰」ってことにもなりますから。
でも、この体罰。
やり方によっては有効と思います。
なぜならば、やり方にもよりますが、やっぱり子供は言葉では理解できない理屈があります。
そこは体で覚えてもいいと思うのです。
それは、世の中に出れば学校では学ばないずるい世界の常識もあります。
大人になってそれを経験すると非常に痛い経験ですし、一般常識の中でも慣習としてある慣わしがあります。
要領の良い連中は何気に会得するのですが、私のような馬鹿なタイプはここを会得せずに知らない世界へと船出してしまいます。
そうなるとどうなるか。
それはやれ「使えない」とかの非難の嵐です。
普通に考えれば経験が無いのだから「使えない」のは当たり前なんですけどね。
かつてはそういったことも含めておおらかな時代だったと思います。
私の感覚ではそれが90年代後半ごろまで。
現在では人口も減少してきてますので、このくらいの競争もありかなと思いますが、でもなんだかもったいない面は否めません。
いいものは残すってことがあってもいいと思います。
バブル時代のCMを見て、元気な部分は絶対に残すべきとおもいました。