突然ですが、十辺舎一九という作家をご存じですか?
この人です。
まぁねぇ、いきなり聞かれて「あー、知ってる知ってる」って言える人はそうはいないと思います。
この人が書いた本が『東海道中膝栗毛』という小説。
主人公の弥次郎兵衛と喜多八という二人が江戸から伊勢参りに向かう道中での珍騒動を狂歌などを交えて読ませる当時の滑稽本です。
現代でいえばさしずめ『水曜どうでしょう』的な旅バラエティなものでしょうか。
水曜どうでしょうClassic #107 サイコロ6 第1夜
私、この本を初めて知ったのがたしか小学生の高学年の頃。
渋い趣味を持ったガキと思われるかもしれませんが、読んでみると中身が面白いんですよ。
ちょいと朗読している動画をご紹介いたしますね。
十返舎一九「東海道中膝栗毛 小田原の宿 」(ラジオドラマ)
小学生が読めるくらいなので、現代語調には文章も書き直されてはいましたから、挿絵と合わせて読み進めれば進めるほどイメージが広がったもんです。
滑稽本ってジャンルなので、基本的には珍道中なんですが、舞台は江戸時代。
私はこの本で「護摩の灰」「木賃宿」「ういろう」なんて単語を覚えました。「ういろう」以外は現代ではなかなか聴き慣れない言葉です。
今思い返してみても、面白くも勉強になる本だったわけですが、これがじつは地元の大多喜町にも十辺舎一九の小説でいわゆるロケ地になったことがあると大人になって知りました。
それがこちら。
『房総道中記』という旅行本に出てくるとか。
どうやらこの先生、色々と取材旅行に出かけているそうで、関東近郊などを歩き回っては本を書き、その収入でまた取材に行くという現代のルポライターの先駆けのようなことをされて生活していたようです。
しかし、まさか意外なところで地元の大多喜が出て来るとはねぇ、伊達に城下町だったわけではないようです(笑)
梅雨空が続く季節、たまには江戸の滑稽本でも読んでみて旅の感覚を味わってみるのもいいかもしれませんね。
この人です。
まぁねぇ、いきなり聞かれて「あー、知ってる知ってる」って言える人はそうはいないと思います。
この人が書いた本が『東海道中膝栗毛』という小説。
主人公の弥次郎兵衛と喜多八という二人が江戸から伊勢参りに向かう道中での珍騒動を狂歌などを交えて読ませる当時の滑稽本です。
現代でいえばさしずめ『水曜どうでしょう』的な旅バラエティなものでしょうか。
水曜どうでしょうClassic #107 サイコロ6 第1夜
私、この本を初めて知ったのがたしか小学生の高学年の頃。
渋い趣味を持ったガキと思われるかもしれませんが、読んでみると中身が面白いんですよ。
ちょいと朗読している動画をご紹介いたしますね。
十返舎一九「東海道中膝栗毛 小田原の宿 」(ラジオドラマ)
小学生が読めるくらいなので、現代語調には文章も書き直されてはいましたから、挿絵と合わせて読み進めれば進めるほどイメージが広がったもんです。
滑稽本ってジャンルなので、基本的には珍道中なんですが、舞台は江戸時代。
私はこの本で「護摩の灰」「木賃宿」「ういろう」なんて単語を覚えました。「ういろう」以外は現代ではなかなか聴き慣れない言葉です。
今思い返してみても、面白くも勉強になる本だったわけですが、これがじつは地元の大多喜町にも十辺舎一九の小説でいわゆるロケ地になったことがあると大人になって知りました。
それがこちら。
『房総道中記』という旅行本に出てくるとか。
どうやらこの先生、色々と取材旅行に出かけているそうで、関東近郊などを歩き回っては本を書き、その収入でまた取材に行くという現代のルポライターの先駆けのようなことをされて生活していたようです。
しかし、まさか意外なところで地元の大多喜が出て来るとはねぇ、伊達に城下町だったわけではないようです(笑)
梅雨空が続く季節、たまには江戸の滑稽本でも読んでみて旅の感覚を味わってみるのもいいかもしれませんね。