
もう30年近く前になるんですかねぇ。
私が社会人なりたての頃のお話です。
あんまりねぇ、昔のお話を出してくると話し方によっては説教じみた感じにも聞こえるので好きではないんですけども。
こういうことがあったなぁって感じで。
90年代も後半頃なんですけどね、金融危機やら騒がしかった頃です。
とはいえね、現在ほど少子高齢化が進んでるわけでもなく、まだまだバブルの残り香が感じられるおおらかな雰囲気を残す時代。
平成とはいえ、まだ昭和が色濃く残る時代でした。
新卒で就職した会社の社長さんの趣味がゴルフや囲碁。
元々好きだったのかはわかりません、もしかしたら接待などのお付き合いで憶えたのかもしれません。
まだまだ『呑むのも仕事のうち』って時代でしたからね。
私は総務担当だったので、社長と同じフロアでしたから、来客やら会社幹部などとの打ち合わせもついたて越しに聞こえてました。
今考えれば、経営で行き詰まっていたこともあるんでしょうねぇ、気分転換もあってベテラン社員を呼んでは社長室で囲碁をやってました。

付き合わされる年配の社員さんは少々閉口気味。
だって、社長が勝つまで終わらないんだもん(笑)
わざと負けても不機嫌なんだから、そりゃ付き合いたくもないんだけども、オーナーが呼べば応じるのが宮仕えってもんです。

とはいえ、勝つまで終わらないので就業時間が過ぎても帰れない。
私はベテラン社員さんとは同じ電車の同じ方向の通勤でしたから、帰り道などではよく『囲碁やりなよ』と誘われてました。

『将棋ならできるんですけどね』と私。

なんとか社長との囲碁から解放されたいって思ってるのでしょう、私に
『囲碁はさ、陣取りゲームなんだよ。陣取りゲームってことは不動産と似てるんだよな。だからさ、やって損はない』と熱心に説得してました。
それはそうかもしれませんけどね、ちなみに当時勤務していたのは不動産業界でした。
当時、『ヒカルの碁』もアニメ化されるくらいの頃。

面白そうかもとは思いつつ、ついぞ現在に至るまでやってません(笑)
その後、退職したのでどうなったかはわかりませんが、たぶんあの調子で勝つまで帰れないってのは続いていたんだろうなぁ。
どこか懐かしい思い出です。



私が社会人なりたての頃のお話です。
あんまりねぇ、昔のお話を出してくると話し方によっては説教じみた感じにも聞こえるので好きではないんですけども。
こういうことがあったなぁって感じで。
90年代も後半頃なんですけどね、金融危機やら騒がしかった頃です。
とはいえね、現在ほど少子高齢化が進んでるわけでもなく、まだまだバブルの残り香が感じられるおおらかな雰囲気を残す時代。
平成とはいえ、まだ昭和が色濃く残る時代でした。
新卒で就職した会社の社長さんの趣味がゴルフや囲碁。
元々好きだったのかはわかりません、もしかしたら接待などのお付き合いで憶えたのかもしれません。
まだまだ『呑むのも仕事のうち』って時代でしたからね。
私は総務担当だったので、社長と同じフロアでしたから、来客やら会社幹部などとの打ち合わせもついたて越しに聞こえてました。
今考えれば、経営で行き詰まっていたこともあるんでしょうねぇ、気分転換もあってベテラン社員を呼んでは社長室で囲碁をやってました。

付き合わされる年配の社員さんは少々閉口気味。
だって、社長が勝つまで終わらないんだもん(笑)
わざと負けても不機嫌なんだから、そりゃ付き合いたくもないんだけども、オーナーが呼べば応じるのが宮仕えってもんです。

とはいえ、勝つまで終わらないので就業時間が過ぎても帰れない。
私はベテラン社員さんとは同じ電車の同じ方向の通勤でしたから、帰り道などではよく『囲碁やりなよ』と誘われてました。

『将棋ならできるんですけどね』と私。

なんとか社長との囲碁から解放されたいって思ってるのでしょう、私に
『囲碁はさ、陣取りゲームなんだよ。陣取りゲームってことは不動産と似てるんだよな。だからさ、やって損はない』と熱心に説得してました。
それはそうかもしれませんけどね、ちなみに当時勤務していたのは不動産業界でした。
当時、『ヒカルの碁』もアニメ化されるくらいの頃。

面白そうかもとは思いつつ、ついぞ現在に至るまでやってません(笑)
その後、退職したのでどうなったかはわかりませんが、たぶんあの調子で勝つまで帰れないってのは続いていたんだろうなぁ。
どこか懐かしい思い出です。


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